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サングラスイベント開催 10/28(土)-11/5(日)

サングラスイベント開催 10/28(土)-11/5(日)

だんだんと秋が深まってきましたね。ようやく酷暑が終わり、公園やテラス等、外で過ごすのが気持ちいい季節になりました。そんな時に大活躍するのがサングラス🕶️ 10/28(土)-11/5(日)の期間、私達のお店でサングラスイベントを開催します!   サングラスといえば、一般的に夏のイメージがあり、今からサングラスイベント?と思われる方もいらっしゃるかと思います。   ただ、近年は暑過ぎて、夏場に外で過ごすことはそんなにないのではないでしょうか。今年の夏は特に暑かったのと、私は小さい子供もいるので完全に引きこもってました…実は涼しくなったこれからの時期の方が、サイクリング等外出する機会が増えてサングラスが必要に。 夏のサングラスといえば、眩しさを抑えるために濃いカラーのものをかける方も多いかと思いますが、どうしても夏感が残るので、これからの季節はファッションとのバランスをとるのが難しいなと思うことがあります。また、景色の見え方が暗くなり、色も変わってしまうので、ドライブや紅葉狩り等、景色を楽しむシーンにはちょっと不向きなことも。 そこで、私達が季節問わず提案しているのが、薄いカラーのサングラスです。かけるだけでおしゃれに見える飛び道具的な存在。これからの季節、ファッションとも合わせやすく、外で過ごすのに大活躍!薄いカラーなので、景色を見ても色が大きく変わらず、そのまま室内でかけていても不自然になりません。 また、濃いカラーのレンズは眩しさは軽減できるものの、紫外線から目を守るという点においては、薄いカラーのものの方が良いと言われています。   理由としては、濃いカラーのサングラスをかけると、暗くなることによって瞳孔が開いてしまい、サングラスでカットしきれない紫外線が目に入りやすくなってしまうため。薄いカラーであれば、瞳孔が開きづらく、紫外線もカットしてくれます。おしゃれに見える上に、実用的で本当にお勧めです。   今回のイベントでは、皆様にもっとサングラスを楽しんで頂きたいという思いから、フレームをご購入頂いた方には、カラーレンズ代(4,400円相当)をサービスさせて頂きます。   度無しサングラスは、私達がおすすめしたい組み合わせで予めご用意しますので、その場でお持ち帰り頂けます。   加えて、お好きなカラーレンズとフレームを組み合わせて頂くことも可能で、お時間を30分-1時間ほど頂ければ当日中にお渡しが出来ます。   また、度入りのサングラスもご注文承っておりますので、お気軽にご相談下さい。   よく、サングラスは似合わないのでちょっと…とおっしゃる方が多くいらっしゃるのですが、誰でも似合う1本が必ずあります!プロとして色々お話ししながら、サングラス選びのお手伝いが出来ればと思いますので、今まで気になるけど挑戦できなかったという方も、この機会に是非お試しください。 それでは、皆様のご来店をお待ちしております!   ⬛︎イベント概要 日程: 10/28(土)-11/5(日) 場所: 内村眼鏡店  横浜市瀬谷区三ツ境15-10    ...

サングラスイベント開催 10/28(土)-11/5(日)

だんだんと秋が深まってきましたね。ようやく酷暑が終わり、公園やテラス等、外で過ごすのが気持ちいい季節になりました。そんな時に大活躍するのがサングラス🕶️ 10/28(土)-11/5(日)の期間、私達のお店でサングラスイベントを開催します!   サングラスといえば、一般的に夏のイメージがあり、今からサングラスイベント?と思われる方もいらっしゃるかと思います。   ただ、近年は暑過ぎて、夏場に外で過ごすことはそんなにないのではないでしょうか。今年の夏は特に暑かったのと、私は小さい子供もいるので完全に引きこもってました…実は涼しくなったこれからの時期の方が、サイクリング等外出する機会が増えてサングラスが必要に。 夏のサングラスといえば、眩しさを抑えるために濃いカラーのものをかける方も多いかと思いますが、どうしても夏感が残るので、これからの季節はファッションとのバランスをとるのが難しいなと思うことがあります。また、景色の見え方が暗くなり、色も変わってしまうので、ドライブや紅葉狩り等、景色を楽しむシーンにはちょっと不向きなことも。 そこで、私達が季節問わず提案しているのが、薄いカラーのサングラスです。かけるだけでおしゃれに見える飛び道具的な存在。これからの季節、ファッションとも合わせやすく、外で過ごすのに大活躍!薄いカラーなので、景色を見ても色が大きく変わらず、そのまま室内でかけていても不自然になりません。 また、濃いカラーのレンズは眩しさは軽減できるものの、紫外線から目を守るという点においては、薄いカラーのものの方が良いと言われています。   理由としては、濃いカラーのサングラスをかけると、暗くなることによって瞳孔が開いてしまい、サングラスでカットしきれない紫外線が目に入りやすくなってしまうため。薄いカラーであれば、瞳孔が開きづらく、紫外線もカットしてくれます。おしゃれに見える上に、実用的で本当にお勧めです。   今回のイベントでは、皆様にもっとサングラスを楽しんで頂きたいという思いから、フレームをご購入頂いた方には、カラーレンズ代(4,400円相当)をサービスさせて頂きます。   度無しサングラスは、私達がおすすめしたい組み合わせで予めご用意しますので、その場でお持ち帰り頂けます。   加えて、お好きなカラーレンズとフレームを組み合わせて頂くことも可能で、お時間を30分-1時間ほど頂ければ当日中にお渡しが出来ます。   また、度入りのサングラスもご注文承っておりますので、お気軽にご相談下さい。   よく、サングラスは似合わないのでちょっと…とおっしゃる方が多くいらっしゃるのですが、誰でも似合う1本が必ずあります!プロとして色々お話ししながら、サングラス選びのお手伝いが出来ればと思いますので、今まで気になるけど挑戦できなかったという方も、この機会に是非お試しください。 それでは、皆様のご来店をお待ちしております!   ⬛︎イベント概要 日程: 10/28(土)-11/5(日) 場所: 内村眼鏡店  横浜市瀬谷区三ツ境15-10    ...

たくさんのヴィンテージセイコー

ヴィンテージセイコーといえば|内村時計店で体験する時計の世界

一生もののヴィンテージセイコーは、どうしたら手に入れられるのでしょうか。ヴィンテージセイコーの魅力や、お店選びのポイント、時計職人がいる私達内村時計店だからこそお伝えできる、ヴィンテージセイコーの愉しみ方まで、ぜひご覧ください。   ヴィンテージウォッチとは はじめに、ヴィンテージウォッチとは、なんのことをいうのでしょうか。 時計店によって、その基準はそれぞれであるものの、一般的に「ヴィンテージ」とは製造されてから50~99年経過しているもの、「アンティーク」は、製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多く、「ヴィンテージ」という言葉は、もとは良質なワインを表す専門用語だったと言われています。現在は、車、ファッション、家具など、様々なものに使われるようになっており、ヴィンテージ、アンティークともに「古くて良い」「価値がある」「味がある」というプラスの意味が含まれているでしょう。 時計の起源を辿ると、1300年頃に、北イタリアから南ドイツに至る地域で、機械式時計が作られたことから始まります。その後、何世紀もの間に技術革新があり、振り子時計の発明、携帯化などを経て、電圧を加えると正確に振動するクオーツ(水晶)の性質を生かした「クオーツ時計」が開発されます。世界初のクオーツ時計「セイコークオーツアストロン35SQ」が、1969年に発売されてから、クオーツ時計が劇的に普及していくことになります。 現在、1970年代より前の腕時計を「ヴィンテージウォッチ」と表現することが多くなっています。ヴィンテージ時計の多くが、機械式時計なのはそのためです。 機械式時計は、ゼンマイで動く時計で、細かなパーツが緻密な設計の元、職人の技術で一つ一つ精緻に組み立てられています。量産できないことにもつながり、高価になりやすいという特徴があります。 製造年代が古いということは、現存する数も少ないため希少性が高くなります。ブランドや時計によっては、価格以上の価値がつき、資産になることもあります。 また、現行品には見られないようなデザインや設計、装飾が施されていることもあります。職人の手作業ならではのクオリティの高さや精巧さも魅力のひとつです。 現在、製造販売されているものとは異なり、他の人とは被らない、自分のセンスや独自性を表現する、といったことも可能です。もちろんエイジングによる独特な味わいも魅力で、歴代のオーナーや、その腕時計が、世界中どのように渡ってきたかなどを知ることも醍醐味となっています。   ヴィンテージセイコーとは ヴィンテージウォッチというカテゴリーの中に、ヴィンテージセイコーはあります。 まず、セイコーにはどのような歴史があるか見ていきましょう。 1881年に日本で「服部時計店」が創業したところから、世界のセイコーの歴史は始まります。1923年には初めてセイコーブランドが冠され、1960年にはセイコーの頂点モデルとして、グランドセイコーが誕生しました。その後、世界初のクオーツ式腕時計を発売するなど、様々な技術、機能を用い、多くの世界初を樹立し、現在に至るまで世界から一目置かれるブランドであると言えます。 では、ヴィンテージセイコーとは何を指すのでしょうか。答えは、主に1960~1970年代に製造されたセイコーウォッチのことです。 当時のクラシカルで、シンプルなデザイン、かつ確かな技術でムーブメントが精巧に組み上げられたモデルは、年代を問わずに人気で、多くの人が愛してやみません。 振り返ると、1950年にはセイコーで腕時計の生産数が大きく増え、その後、1960年代には高い技術力に裏打ちされたモデルが多く発売されました。 1960年に、セイコーの頂点モデルとして誕生した「グランドセイコー」は、ヴィンテージセイコーの中でも、特に愛され続ける歴史的モデルのひとつです。 スイス公認歩度検定局の基準に準拠する、セイコー社内の厳密な検査に合格したもののみが商品化され、歩度証明書付きで販売されたといいます。 また、東京オリンピックの公式時計が、セイコーに決まったことを契機に、国内初のクロノグラフ(ストップウォッチ付き腕時計)が、1964年に発売されました。 同じく1964年に発売された、国内初のワールドタイム表示機能付きのモデル、1965年には、国内初のダイバーズウォッチなど、現在の腕時計にも通じる機能性、耐久性、唯一無二のデザインが配された歴史的モデルが多く開発、発売されました。 日本のみならず、その高性能、視認性、スタイリッシュさ、日本の職人が丁寧に組み上げたその精巧さは、グローバルにその価値が認められており、だからこそ、当時の時計、つまりヴィンテージセイコーは多くの方に愛されているのです。   ヴィンテージセイコーが手に入る店 では、ヴィンテージウォッチやヴィンテージセイコーを手に入れたいと考えた時、どこで探すのがよいのでしょうか。 前にお伝えしたとおり、ヴィンテージウォッチ、ヴィンテージセイコーは1960年~1970年代以前に製造されたものであるため、そのモデルの特徴や性能、歴史的背景、メンテナンス方法など、できるだけ情報を知ってから購入されることをオススメします。現在、製造・販売されいている商品や部品とは異なる部分も多く、また、そのストーリーを知るからこそ、さらに愛着が湧くということもあるはずです。 そのため、ヴィンテージウォッチやヴィンテージセイコーを探す際は、ヴィンテージウォッチ専門店や、ヴィンテージウォッチに詳しいスタッフがいる店舗に行くことが、お気に入りの1本を見つけ、腕時計を永く使うための近道です。 そういった専門店には、知識を持ったスタッフの方のほか、修理やメンテナンスに長けた技術者が常駐している場合もありますので、そういった点でも、ヴィンテージウォッチの専門店や、力を入れているお店を選ぶと、購入した後も安心してヴィンテージウォッチ、ヴィンテージセイコーと付き合うことができてよいでしょう。...

ヴィンテージセイコーといえば|内村時計店で体験する時計の世界

一生もののヴィンテージセイコーは、どうしたら手に入れられるのでしょうか。ヴィンテージセイコーの魅力や、お店選びのポイント、時計職人がいる私達内村時計店だからこそお伝えできる、ヴィンテージセイコーの愉しみ方まで、ぜひご覧ください。   ヴィンテージウォッチとは はじめに、ヴィンテージウォッチとは、なんのことをいうのでしょうか。 時計店によって、その基準はそれぞれであるものの、一般的に「ヴィンテージ」とは製造されてから50~99年経過しているもの、「アンティーク」は、製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多く、「ヴィンテージ」という言葉は、もとは良質なワインを表す専門用語だったと言われています。現在は、車、ファッション、家具など、様々なものに使われるようになっており、ヴィンテージ、アンティークともに「古くて良い」「価値がある」「味がある」というプラスの意味が含まれているでしょう。 時計の起源を辿ると、1300年頃に、北イタリアから南ドイツに至る地域で、機械式時計が作られたことから始まります。その後、何世紀もの間に技術革新があり、振り子時計の発明、携帯化などを経て、電圧を加えると正確に振動するクオーツ(水晶)の性質を生かした「クオーツ時計」が開発されます。世界初のクオーツ時計「セイコークオーツアストロン35SQ」が、1969年に発売されてから、クオーツ時計が劇的に普及していくことになります。 現在、1970年代より前の腕時計を「ヴィンテージウォッチ」と表現することが多くなっています。ヴィンテージ時計の多くが、機械式時計なのはそのためです。 機械式時計は、ゼンマイで動く時計で、細かなパーツが緻密な設計の元、職人の技術で一つ一つ精緻に組み立てられています。量産できないことにもつながり、高価になりやすいという特徴があります。 製造年代が古いということは、現存する数も少ないため希少性が高くなります。ブランドや時計によっては、価格以上の価値がつき、資産になることもあります。 また、現行品には見られないようなデザインや設計、装飾が施されていることもあります。職人の手作業ならではのクオリティの高さや精巧さも魅力のひとつです。 現在、製造販売されているものとは異なり、他の人とは被らない、自分のセンスや独自性を表現する、といったことも可能です。もちろんエイジングによる独特な味わいも魅力で、歴代のオーナーや、その腕時計が、世界中どのように渡ってきたかなどを知ることも醍醐味となっています。   ヴィンテージセイコーとは ヴィンテージウォッチというカテゴリーの中に、ヴィンテージセイコーはあります。 まず、セイコーにはどのような歴史があるか見ていきましょう。 1881年に日本で「服部時計店」が創業したところから、世界のセイコーの歴史は始まります。1923年には初めてセイコーブランドが冠され、1960年にはセイコーの頂点モデルとして、グランドセイコーが誕生しました。その後、世界初のクオーツ式腕時計を発売するなど、様々な技術、機能を用い、多くの世界初を樹立し、現在に至るまで世界から一目置かれるブランドであると言えます。 では、ヴィンテージセイコーとは何を指すのでしょうか。答えは、主に1960~1970年代に製造されたセイコーウォッチのことです。 当時のクラシカルで、シンプルなデザイン、かつ確かな技術でムーブメントが精巧に組み上げられたモデルは、年代を問わずに人気で、多くの人が愛してやみません。 振り返ると、1950年にはセイコーで腕時計の生産数が大きく増え、その後、1960年代には高い技術力に裏打ちされたモデルが多く発売されました。 1960年に、セイコーの頂点モデルとして誕生した「グランドセイコー」は、ヴィンテージセイコーの中でも、特に愛され続ける歴史的モデルのひとつです。 スイス公認歩度検定局の基準に準拠する、セイコー社内の厳密な検査に合格したもののみが商品化され、歩度証明書付きで販売されたといいます。 また、東京オリンピックの公式時計が、セイコーに決まったことを契機に、国内初のクロノグラフ(ストップウォッチ付き腕時計)が、1964年に発売されました。 同じく1964年に発売された、国内初のワールドタイム表示機能付きのモデル、1965年には、国内初のダイバーズウォッチなど、現在の腕時計にも通じる機能性、耐久性、唯一無二のデザインが配された歴史的モデルが多く開発、発売されました。 日本のみならず、その高性能、視認性、スタイリッシュさ、日本の職人が丁寧に組み上げたその精巧さは、グローバルにその価値が認められており、だからこそ、当時の時計、つまりヴィンテージセイコーは多くの方に愛されているのです。   ヴィンテージセイコーが手に入る店 では、ヴィンテージウォッチやヴィンテージセイコーを手に入れたいと考えた時、どこで探すのがよいのでしょうか。 前にお伝えしたとおり、ヴィンテージウォッチ、ヴィンテージセイコーは1960年~1970年代以前に製造されたものであるため、そのモデルの特徴や性能、歴史的背景、メンテナンス方法など、できるだけ情報を知ってから購入されることをオススメします。現在、製造・販売されいている商品や部品とは異なる部分も多く、また、そのストーリーを知るからこそ、さらに愛着が湧くということもあるはずです。 そのため、ヴィンテージウォッチやヴィンテージセイコーを探す際は、ヴィンテージウォッチ専門店や、ヴィンテージウォッチに詳しいスタッフがいる店舗に行くことが、お気に入りの1本を見つけ、腕時計を永く使うための近道です。 そういった専門店には、知識を持ったスタッフの方のほか、修理やメンテナンスに長けた技術者が常駐している場合もありますので、そういった点でも、ヴィンテージウォッチの専門店や、力を入れているお店を選ぶと、購入した後も安心してヴィンテージウォッチ、ヴィンテージセイコーと付き合うことができてよいでしょう。...

ビンテージ時計を探している方必見、お店の探し方についてご紹介します

買う、で終わらない。長く愛せるビンテージ時計の店選びとは?

ビンテージ時計を探す時、きちんとしたお店で購入したい、とお店探しからされる方が多いのではないでしょうか? ビンテージ時計について1から知りたい方、もっと魅力を知りたい方、ビンテージ時計が欲しいけど、自分に合う1本を店員さんと一緒に選びたい方…などなど、様々かと思います。 せっかく買うなら、しっかりとした知識と技術を持ったお店を知りたいという方に向けて、横浜で創業80年の老舗時計店「内村時計店」がビンテージ時計とは何か、からお店の探し方までお話いたします。   ビンテージ時計とは?お店を探す前に知っておきたい知識について ビンテージ時計を探すにあたって、まずはビンテージ時計とは何か、を簡単にお話したいと思います。 この記事を読んでいる皆さまは、ビンテージ時計、アンティーク時計と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。 ビンテージ時計は「1点もの」「職人の技術が詰まっている」「古いくて味がある」「オシャレな方が着けているイメージ」など…様々な良いイメージがあるかと思います。 ですが、興味はあるけど、どこで手に入れたら良いかわからない、取扱いが難しそう、そもそもビンテージ時計は価値があるの?など…購入を悩んでしまう方は多いのではないでしょうか? ビンテージ時計の特徴やその魅力、アフターケアの方法を知って、ぜひビンテージ時計の世界に踏み出してみてはいかがでしょうか。   ビンテージ時計についての豆知識 まず、ビンテージやアンティークの定義として「ビンテージ」とは製造されてから50~99年経過しているもの「アンティーク」は製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多くなっています。 「ビンテージ」というと、一番にワインを想像する人が多いと思いますが、使われる範囲が広がってきており、現在は車やファッション、家具など…様々なものに対して使われる身近なものとなってきました。 「古くて良いもの」「希少価値があるもの」「味があってかっこいいもの」など、プラスの意味が含まれ、コレクションして楽しむ方も多いものです。 時計の起源を辿ると、1,300年頃に北イタリアから南ドイツに至る地域で、機械式時計が作られたことから始まります。その後、何世紀もの間に技術革新があり、振り子時計の発明、携帯化などを経て、電圧を加えると正確に振動するクオーツ(水晶)の性質を生かした「クオーツ時計」が開発されます。世界初のクオーツ時計「セイコークオーツアストロン35SQ」が、1969年に発売されてから、クオーツ時計が劇的に普及していくことになります。 現在、1970年代より前の腕時計を「ビンテージ時計」と表現することが多くなっています。ビンテージ時計の多くが、機械式時計なのもそのためです。機械式時計はゼンマイで動く時計で、細かなパーツが緻密な設計の元、職人の技術で一つ一つ精緻に組み立てられています。そのため、量産できないことから、高価になりやすいという特徴があります。   ビンテージ時計の魅力 製造年代が古いということは、現存する数も少ないため、希少性が高くなります。ブランドや時計によっては、価格以上の価値がつき、資産になることもあります。 また、現行品には見られないようなデザインや設計、装飾が施されていることもあります。職人の手作業ならではのクオリティの高さや、精巧さも魅力のひとつです。 現在、製造販売されているものとは異なり、他の人とは被らない、自分のセンスや独自性を表現する、といったことも可能です。 もちろん、エイジングによる独特な味わいも魅力で、歴代のオーナーやその腕時計が世界中どのように渡ってきたかなどを知ることも、醍醐味となっています。  このようにビンテージ時計は、魅力が詰まったアイテムですが、その分日々のメンテナンスが重要なアイテムとなっています。お店を探す時は、この「メンテナンス」をポイントに探すのが良いかと思います。   ビンテージ時計の取扱い店舗の種類について ビンテージ時計への知識を深めたところで、店舗についての話をしていきたいと思います。 皆さまは、新品時計を買うときはまず、百貨店、家電量販店などを、見にいくことが多いかと思いますが、ビンテージ時計に関して、掘り出し物を見つけたい、長く愛用していきたい…という方は、個人店も見ていただくこともおすすめします。   個人店舗の魅力について...

買う、で終わらない。長く愛せるビンテージ時計の店選びとは?

ビンテージ時計を探す時、きちんとしたお店で購入したい、とお店探しからされる方が多いのではないでしょうか? ビンテージ時計について1から知りたい方、もっと魅力を知りたい方、ビンテージ時計が欲しいけど、自分に合う1本を店員さんと一緒に選びたい方…などなど、様々かと思います。 せっかく買うなら、しっかりとした知識と技術を持ったお店を知りたいという方に向けて、横浜で創業80年の老舗時計店「内村時計店」がビンテージ時計とは何か、からお店の探し方までお話いたします。   ビンテージ時計とは?お店を探す前に知っておきたい知識について ビンテージ時計を探すにあたって、まずはビンテージ時計とは何か、を簡単にお話したいと思います。 この記事を読んでいる皆さまは、ビンテージ時計、アンティーク時計と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。 ビンテージ時計は「1点もの」「職人の技術が詰まっている」「古いくて味がある」「オシャレな方が着けているイメージ」など…様々な良いイメージがあるかと思います。 ですが、興味はあるけど、どこで手に入れたら良いかわからない、取扱いが難しそう、そもそもビンテージ時計は価値があるの?など…購入を悩んでしまう方は多いのではないでしょうか? ビンテージ時計の特徴やその魅力、アフターケアの方法を知って、ぜひビンテージ時計の世界に踏み出してみてはいかがでしょうか。   ビンテージ時計についての豆知識 まず、ビンテージやアンティークの定義として「ビンテージ」とは製造されてから50~99年経過しているもの「アンティーク」は製造されてから100年以上経過しているものを指すことが多くなっています。 「ビンテージ」というと、一番にワインを想像する人が多いと思いますが、使われる範囲が広がってきており、現在は車やファッション、家具など…様々なものに対して使われる身近なものとなってきました。 「古くて良いもの」「希少価値があるもの」「味があってかっこいいもの」など、プラスの意味が含まれ、コレクションして楽しむ方も多いものです。 時計の起源を辿ると、1,300年頃に北イタリアから南ドイツに至る地域で、機械式時計が作られたことから始まります。その後、何世紀もの間に技術革新があり、振り子時計の発明、携帯化などを経て、電圧を加えると正確に振動するクオーツ(水晶)の性質を生かした「クオーツ時計」が開発されます。世界初のクオーツ時計「セイコークオーツアストロン35SQ」が、1969年に発売されてから、クオーツ時計が劇的に普及していくことになります。 現在、1970年代より前の腕時計を「ビンテージ時計」と表現することが多くなっています。ビンテージ時計の多くが、機械式時計なのもそのためです。機械式時計はゼンマイで動く時計で、細かなパーツが緻密な設計の元、職人の技術で一つ一つ精緻に組み立てられています。そのため、量産できないことから、高価になりやすいという特徴があります。   ビンテージ時計の魅力 製造年代が古いということは、現存する数も少ないため、希少性が高くなります。ブランドや時計によっては、価格以上の価値がつき、資産になることもあります。 また、現行品には見られないようなデザインや設計、装飾が施されていることもあります。職人の手作業ならではのクオリティの高さや、精巧さも魅力のひとつです。 現在、製造販売されているものとは異なり、他の人とは被らない、自分のセンスや独自性を表現する、といったことも可能です。 もちろん、エイジングによる独特な味わいも魅力で、歴代のオーナーやその腕時計が世界中どのように渡ってきたかなどを知ることも、醍醐味となっています。  このようにビンテージ時計は、魅力が詰まったアイテムですが、その分日々のメンテナンスが重要なアイテムとなっています。お店を探す時は、この「メンテナンス」をポイントに探すのが良いかと思います。   ビンテージ時計の取扱い店舗の種類について ビンテージ時計への知識を深めたところで、店舗についての話をしていきたいと思います。 皆さまは、新品時計を買うときはまず、百貨店、家電量販店などを、見にいくことが多いかと思いますが、ビンテージ時計に関して、掘り出し物を見つけたい、長く愛用していきたい…という方は、個人店も見ていただくこともおすすめします。   個人店舗の魅力について...

内村時計店内でメガネをかける店主

横浜で80年続く老舗メガネ店で探す、センスをあげるメガネ選び。

  自分に合ったオシャレで、実用的な永く使えるメガネを横浜で見つけたい。でも、お店や商品がありすぎてわからない、いつも同じようなメガネを選んでしまう、そういった方は、多いのではないでしょうか。このブログ記事では、横浜でおしゃれに見えて、ご自身に合ったメガネを選ぶポイントをご紹介します。   横浜でメガネを探す際のポイント 横浜にはメガネ店が多く、量販店から個人店まで様々あるため、その中で、自分に合ったメガネを選ぶことは、簡単ではありません。 では、メガネを選ぶ際は、どのようなところを確認すればよいのでしょうか。   メガネの選び方やフィッティングの大切さ みなさんが、メガネを選ぶ際に、一番大切にしていることはなんでしょうか。 デザインや価格でしょうか。流行りのブランドのメガネが欲しくなるかもしれません。そういった見つけ方も一つですが、自分の骨格や、顔幅など、自分自身にフィットするかどうかも重要なポイントになります。 メガネは一日中かけていることが多いため、フィットしたメガネを身につけることは、見え方はもちろん、眼や身体の疲れにも関係します。気に入ったデザインや、ブランドで選んだ場合も、掛け具合の調整をして頂くことで、より快適にお使い頂けます。 メガネは、顔の印象だけでなく、その人全体の印象や、雰囲気にも大きく影響を与えるため、「どういう印象にしたいのか」もメガネ選びの一つの軸になります。「知的に見せたい」、「優しい印象に見せたい」等、ご要望に合ったメガネをご提案致しますので、お気軽にご相談ください。   横浜でこだわりのメガネを探すには メガネは、購入すると何年も継続して使用する方が、ほとんどだと思います。適度に機能的で、手軽に使用できればよい、という方もいるかもしれませんが、オシャレで、自分の一部としてしっくりくるメガネに出会いたいと思っている方も多いのではないでしょうか。 また、一度使い始めたメガネから、フレームの形や色などを変えるのは、雰囲気や印象が大きく変わるため、少し勇気が必要なこともあるでしょう。 横浜には、大小様々なメガネ店があります。単に、ブランドで選ぶのであれば、インターネットなどで購入することもできますが、せっかくなら、ブランドの特徴、モデルの背景、デザインの違い、メガネの使用方法など、プロにお任せ頂くことで、より愛着が持てる1本に出会えるのではないでしょうか。   メガネ店選びの際の注意点 では、多くのメガネ店がある中で、どういったお店を選べばよいのでしょうか。 こだわりのメガネを探す際に、取扱ブランドやモデルが多いお店は、当然多くのメガネの中から、好みのものが見つかる可能性は高くなります。特に、量販店では、実際に手に取れる商品数が多く、一気に比較して選ぶことが可能です。 一方、セレクトショップは、その店舗やオーナーなどが、独自の基準やこだわりを持ってメガネを選定しているため、お客様自身が選ぶ、というステップを省略できるというメリットがあります。そのため、お店でのセレクト基準やこだわりに共感できるのか、が一つポイントなるかと思います。 お気に入りのセレクトショップを見つけると、自分の好みや嗜好に合うメガネがセレクトされていることが多いので、安心して、スピーディーにお気に入りの1本を選ぶことができます。セレクトをする上での店主の想いを聞くことで、より深くそのブランドやモデル、メガネについて知ることもできます。 自分が普段メガネをかけていて困っていること、選ぶ上での悩み、理想などをお伝え頂くことで、これまでの私達の経験から、よりお客様に合ったご提案ができるため、お客様にとって新たなモデルや色や形、ブランドとの出会いにつながることもあります。 最後に、メガネの修理やメンテナンスができるかどうかもポイントです。購入後、何か相談したくなった時に、どこに持っていけばいかわからない、というのは困りますよね。購入店で、修理可能だと、購入後も安心して使用し、いつでも相談することができるので、横浜でメガネ店を探す際には、修理を受け付けているお店かどうかも永くメガネを使用する上で重要です。   メガネ選びと一緒に立ち寄りたい、横浜のおすすめショップ せっかくメガネを買いに、横浜まで来たのだから、近くのおすすめスポットに行ってみたい、と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。長年、横浜を地元としている内村眼鏡店。お立ち寄り頂きたいスポットを3つご紹介します。 1.根岸森林公園 競馬場の跡地に造られた、とにかく広い芝生が特徴の公園。桜の季節には多くの人で賑わいます。大きなローラー滑り台や、ポニーの餌やり体験などもあり、ご家族揃って楽しめます。...

横浜で80年続く老舗メガネ店で探す、センスをあげるメガネ選び。

  自分に合ったオシャレで、実用的な永く使えるメガネを横浜で見つけたい。でも、お店や商品がありすぎてわからない、いつも同じようなメガネを選んでしまう、そういった方は、多いのではないでしょうか。このブログ記事では、横浜でおしゃれに見えて、ご自身に合ったメガネを選ぶポイントをご紹介します。   横浜でメガネを探す際のポイント 横浜にはメガネ店が多く、量販店から個人店まで様々あるため、その中で、自分に合ったメガネを選ぶことは、簡単ではありません。 では、メガネを選ぶ際は、どのようなところを確認すればよいのでしょうか。   メガネの選び方やフィッティングの大切さ みなさんが、メガネを選ぶ際に、一番大切にしていることはなんでしょうか。 デザインや価格でしょうか。流行りのブランドのメガネが欲しくなるかもしれません。そういった見つけ方も一つですが、自分の骨格や、顔幅など、自分自身にフィットするかどうかも重要なポイントになります。 メガネは一日中かけていることが多いため、フィットしたメガネを身につけることは、見え方はもちろん、眼や身体の疲れにも関係します。気に入ったデザインや、ブランドで選んだ場合も、掛け具合の調整をして頂くことで、より快適にお使い頂けます。 メガネは、顔の印象だけでなく、その人全体の印象や、雰囲気にも大きく影響を与えるため、「どういう印象にしたいのか」もメガネ選びの一つの軸になります。「知的に見せたい」、「優しい印象に見せたい」等、ご要望に合ったメガネをご提案致しますので、お気軽にご相談ください。   横浜でこだわりのメガネを探すには メガネは、購入すると何年も継続して使用する方が、ほとんどだと思います。適度に機能的で、手軽に使用できればよい、という方もいるかもしれませんが、オシャレで、自分の一部としてしっくりくるメガネに出会いたいと思っている方も多いのではないでしょうか。 また、一度使い始めたメガネから、フレームの形や色などを変えるのは、雰囲気や印象が大きく変わるため、少し勇気が必要なこともあるでしょう。 横浜には、大小様々なメガネ店があります。単に、ブランドで選ぶのであれば、インターネットなどで購入することもできますが、せっかくなら、ブランドの特徴、モデルの背景、デザインの違い、メガネの使用方法など、プロにお任せ頂くことで、より愛着が持てる1本に出会えるのではないでしょうか。   メガネ店選びの際の注意点 では、多くのメガネ店がある中で、どういったお店を選べばよいのでしょうか。 こだわりのメガネを探す際に、取扱ブランドやモデルが多いお店は、当然多くのメガネの中から、好みのものが見つかる可能性は高くなります。特に、量販店では、実際に手に取れる商品数が多く、一気に比較して選ぶことが可能です。 一方、セレクトショップは、その店舗やオーナーなどが、独自の基準やこだわりを持ってメガネを選定しているため、お客様自身が選ぶ、というステップを省略できるというメリットがあります。そのため、お店でのセレクト基準やこだわりに共感できるのか、が一つポイントなるかと思います。 お気に入りのセレクトショップを見つけると、自分の好みや嗜好に合うメガネがセレクトされていることが多いので、安心して、スピーディーにお気に入りの1本を選ぶことができます。セレクトをする上での店主の想いを聞くことで、より深くそのブランドやモデル、メガネについて知ることもできます。 自分が普段メガネをかけていて困っていること、選ぶ上での悩み、理想などをお伝え頂くことで、これまでの私達の経験から、よりお客様に合ったご提案ができるため、お客様にとって新たなモデルや色や形、ブランドとの出会いにつながることもあります。 最後に、メガネの修理やメンテナンスができるかどうかもポイントです。購入後、何か相談したくなった時に、どこに持っていけばいかわからない、というのは困りますよね。購入店で、修理可能だと、購入後も安心して使用し、いつでも相談することができるので、横浜でメガネ店を探す際には、修理を受け付けているお店かどうかも永くメガネを使用する上で重要です。   メガネ選びと一緒に立ち寄りたい、横浜のおすすめショップ せっかくメガネを買いに、横浜まで来たのだから、近くのおすすめスポットに行ってみたい、と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。長年、横浜を地元としている内村眼鏡店。お立ち寄り頂きたいスポットを3つご紹介します。 1.根岸森林公園 競馬場の跡地に造られた、とにかく広い芝生が特徴の公園。桜の季節には多くの人で賑わいます。大きなローラー滑り台や、ポニーの餌やり体験などもあり、ご家族揃って楽しめます。...

熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年対談 後編

熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年対談 後編

『Sings』"北口さんのスタイルとアパレルへの情熱" 北口さんがどのような経験を積み重ね、そしてなぜ「Signs」を始めることになったのか教えていただけますか? 北口さん (以下、敬略称) 大学生の時に始めて"個店のセレクトショップ"の存在を知って、最初はお客として、それからバイトをするようになりました。大学の時に明確に何になりたいみたいのはあんまりなくて。 
内村 大学ではファッション関連の専攻だったのですか? 北口 いやいや、普通に商学部ですね。ファッションは兄貴だったり親戚の影響で興味を持ちました。お年玉は全部洋服に使っていましたね(笑) 内村 ファッションが好きになったきっかけのブランドとかありましたか? 北口 中学生の時に買ったラルフローレンのボタンダウンシャツですね!初めはラルフローレンのあのマークが欲しかったんですよ(笑) でも当時ビームスにいたお兄さんに「後でラルフローレンのマークがいらなくなると思うから、絶対にマークがない方を買うのがいいよ」とアドバイスされ、信じてそっちを購入したんです。大学生になってから偶然そのお兄さんと再会し、当時のことを覚えてくれていたことがとても嬉しく、自分もその頃にはマークがないということの価値を理解していたため、感謝の気持ちを伝えました。   中学生に対してそこまで先のことを考えてアドバイスしてくれたことがとても嬉しく、また洋服との関わりを深めてくれたようで、今考えるとそれが大きなきっかけだったかもしれませんね。 当時の熊本は個店のセレクトショップが充実していたんですよ。昔で言えばブレイズなどのお店がその代表格でした。シャワー通りはセレクトショップ発祥の地とも言われ、お客さんよりも店員さんの方が怖く、洋服を広げるのも怖い、とにかく入りにくい雰囲気がありました。でもそこには強烈な魅力があって、僕は大きな店ではなく小さなセレクトショップで働くことを決めた感じですね。 内村 それは熊本のセレクトショップですか? 北口 そうそう、熊本の個店ですね。大学を卒業するまぎわ、うちで働かないかという誘いを受けて働き始めました。それからまもなく、まだ学生なのに「今から原宿のビームスに来てくれないか」と朝いきなり連絡がありました。当時の僕は東京へ行ったこともないし、飛行機に乗ったことさえなかったので驚きましたね(笑) そんな社長の期待も感じて、そのまま就職することになりました。 内村 人や物、そして空間など、濃密な出会いが今に繋がっているんですね。 ちなみに僕もラルフローレンが好きで、ワンポイントシャツが欲しかったのですが、その時は願望通りマーク入りをすすめてもらいました(笑) 今のエピソードを伺うと、熊本のアパレル店員さんたちの質の高さを感じます。 北口 なんか、“モノ売り”じゃなく"人を売れ”みたいな。実際には誰からも言われたことはないのですが、熊本にある個店の雰囲気がそう思わせたのかもしれませんね。 北口さんのファッションへの情熱について教えていただけますか?また、ファッションを通してのお客様との関係性を教えていただけますでしょうか。 北口  どちらかというとトレンドを追うとかではなく“ファッションではなくパッション”というか、自分の想いをしっかりと表現したい感じですね。...

熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年対談 後編

『Sings』"北口さんのスタイルとアパレルへの情熱" 北口さんがどのような経験を積み重ね、そしてなぜ「Signs」を始めることになったのか教えていただけますか? 北口さん (以下、敬略称) 大学生の時に始めて"個店のセレクトショップ"の存在を知って、最初はお客として、それからバイトをするようになりました。大学の時に明確に何になりたいみたいのはあんまりなくて。 
内村 大学ではファッション関連の専攻だったのですか? 北口 いやいや、普通に商学部ですね。ファッションは兄貴だったり親戚の影響で興味を持ちました。お年玉は全部洋服に使っていましたね(笑) 内村 ファッションが好きになったきっかけのブランドとかありましたか? 北口 中学生の時に買ったラルフローレンのボタンダウンシャツですね!初めはラルフローレンのあのマークが欲しかったんですよ(笑) でも当時ビームスにいたお兄さんに「後でラルフローレンのマークがいらなくなると思うから、絶対にマークがない方を買うのがいいよ」とアドバイスされ、信じてそっちを購入したんです。大学生になってから偶然そのお兄さんと再会し、当時のことを覚えてくれていたことがとても嬉しく、自分もその頃にはマークがないということの価値を理解していたため、感謝の気持ちを伝えました。   中学生に対してそこまで先のことを考えてアドバイスしてくれたことがとても嬉しく、また洋服との関わりを深めてくれたようで、今考えるとそれが大きなきっかけだったかもしれませんね。 当時の熊本は個店のセレクトショップが充実していたんですよ。昔で言えばブレイズなどのお店がその代表格でした。シャワー通りはセレクトショップ発祥の地とも言われ、お客さんよりも店員さんの方が怖く、洋服を広げるのも怖い、とにかく入りにくい雰囲気がありました。でもそこには強烈な魅力があって、僕は大きな店ではなく小さなセレクトショップで働くことを決めた感じですね。 内村 それは熊本のセレクトショップですか? 北口 そうそう、熊本の個店ですね。大学を卒業するまぎわ、うちで働かないかという誘いを受けて働き始めました。それからまもなく、まだ学生なのに「今から原宿のビームスに来てくれないか」と朝いきなり連絡がありました。当時の僕は東京へ行ったこともないし、飛行機に乗ったことさえなかったので驚きましたね(笑) そんな社長の期待も感じて、そのまま就職することになりました。 内村 人や物、そして空間など、濃密な出会いが今に繋がっているんですね。 ちなみに僕もラルフローレンが好きで、ワンポイントシャツが欲しかったのですが、その時は願望通りマーク入りをすすめてもらいました(笑) 今のエピソードを伺うと、熊本のアパレル店員さんたちの質の高さを感じます。 北口 なんか、“モノ売り”じゃなく"人を売れ”みたいな。実際には誰からも言われたことはないのですが、熊本にある個店の雰囲気がそう思わせたのかもしれませんね。 北口さんのファッションへの情熱について教えていただけますか?また、ファッションを通してのお客様との関係性を教えていただけますでしょうか。 北口  どちらかというとトレンドを追うとかではなく“ファッションではなくパッション”というか、自分の想いをしっかりと表現したい感じですね。...

熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年 対談 前編

熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年 対談 前編

4年にわたり、時計修理技師として様々なお店様とヴィンテージウォッチイベントを開催してきました。その中で『名店』と言われるお店の魅力は、そのお店のオーナーさんが醸し出す独自の雰囲気や、またその空間での買い物が新たな発見をもたらしてくれるという心地良さにあると感じてきました。  今回は、以前より様々な方から熊本の名店とお聞きしていた「Signs」(北口さん)と「Debby」(藤川さん)に焦点を当て、その実態と秘訣に迫っていきます。   『Debby』 ”藤川さんによる愛溢れる圧倒的なセンスとアート” まずは藤川さんがどのような経験を積み重ね、なぜ「Debby」を始めることになったのかを教えていただけますか?   藤川さん(以下、敬称略) 元々ずっとアパレルに勤めていたのですが、辞めて1年半ぐらい離れた時期がありました。その時に元同僚の北口くん(Singsオーナー)が新しくレディースショップを出店するので、一緒にやらないかと誘ってくれて。   全てを任せると言ってくれたこともあって、自然とここが私にとっての居場所なのではないかと思い、心地よい気持ちでスタートを切ることが出来ました。   内村 以前働いていたアパレルショップは長かったのですか?   藤川 そこはとても長かったです。その前にもアパレルで働いていたんですけど、そこからの引き抜きがあって、それで働いたという感じですかね。   内村 お〜引き抜きなんてあるんですね! 藤川さんは幼少時代から洋服がお好きだったんですか?   藤川 私のお爺ちゃんお婆ちゃん、叔母がすごく洋服好きで、いつも着せ替え人形のように洋服を買ってくれていたので、それが今につながっている気がします。   内村 ご親族の方々もアパレル関連で働かれていたとか?   藤川 全然そういう関係ではなかったのですが、洋服が好きで、すごくお洒落な方だったと思います。...

熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年 対談 前編

4年にわたり、時計修理技師として様々なお店様とヴィンテージウォッチイベントを開催してきました。その中で『名店』と言われるお店の魅力は、そのお店のオーナーさんが醸し出す独自の雰囲気や、またその空間での買い物が新たな発見をもたらしてくれるという心地良さにあると感じてきました。  今回は、以前より様々な方から熊本の名店とお聞きしていた「Signs」(北口さん)と「Debby」(藤川さん)に焦点を当て、その実態と秘訣に迫っていきます。   『Debby』 ”藤川さんによる愛溢れる圧倒的なセンスとアート” まずは藤川さんがどのような経験を積み重ね、なぜ「Debby」を始めることになったのかを教えていただけますか?   藤川さん(以下、敬称略) 元々ずっとアパレルに勤めていたのですが、辞めて1年半ぐらい離れた時期がありました。その時に元同僚の北口くん(Singsオーナー)が新しくレディースショップを出店するので、一緒にやらないかと誘ってくれて。   全てを任せると言ってくれたこともあって、自然とここが私にとっての居場所なのではないかと思い、心地よい気持ちでスタートを切ることが出来ました。   内村 以前働いていたアパレルショップは長かったのですか?   藤川 そこはとても長かったです。その前にもアパレルで働いていたんですけど、そこからの引き抜きがあって、それで働いたという感じですかね。   内村 お〜引き抜きなんてあるんですね! 藤川さんは幼少時代から洋服がお好きだったんですか?   藤川 私のお爺ちゃんお婆ちゃん、叔母がすごく洋服好きで、いつも着せ替え人形のように洋服を買ってくれていたので、それが今につながっている気がします。   内村 ご親族の方々もアパレル関連で働かれていたとか?   藤川 全然そういう関係ではなかったのですが、洋服が好きで、すごくお洒落な方だったと思います。...