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<SOMBRELO>BAG ORDER EXHIBITION
これまで私達は、全国の素晴らしいお店と眼鏡や時計のイベントを行ってきました。その中で出会ってきた本当に素晴らしいと思えるプロダクト。 私達自身がそれを楽しんできましたが『皆様にもいつかご紹介が出来たらいいなぁ…』という想いが以前からあり、横浜元町の新店舗づくりの際は、そんなイメージを持っていました。 その第一弾として、ヴィンテージウォッチのイベントでお世話になっている「SOMBRELO」さんのオリジナルバッグ受注会を開催いたします! 東京・駒場に佇む小さなブティック「SOMBRELO」。そのオリジナルバッグは「Handcraft / Luxury」をコンセプトに、オーナーの駒澤さんが、その時の気分やスタイリングに必要な要素を想像し、企画・デザイン・素材選びを行います。それを元に熟練の鞄職人が全工程を手作業で、丹精込めて形にしていきます。 私達が惹かれたのは、シンプルなデザインながら、細部に至るまで徹底的にこだわり抜かれているところ。クラシックで普遍的なデザインと、モノづくりへのこだわりは、私達が常に意識していることでもあります。 すべてのモデルは、一枚のスケッチからスタート。駒澤さんの頭に浮かんだイメージを、手描きのラフスケッチで形にしていきます。そこから最適な素材や資材を選び、鞄職人と何度も打ち合わせを重ねながら進めます。 まずは紙で模型を作り、次に1stサンプルを作成。細部まで入念にチェックを行い、修正を加えます。続く2ndサンプルでは微調整、ようやく理想の製品が完成します。 こうしたプロセスからも、一つの製品が仕上がるまでにどれほどの時間と労力が注がれているかがわかります。だからこそ、私達はこのモノづくりに深く共感できるのです。 まずは私たちが心からお勧めしたい、とっておきのモデルをご紹介いたします! 【UCHIMURA RECOMMEND】 Miki’s recommend 『DAY PACK 』 私がこのリュックと出会ったのは、およそ5年前。当時、レディースのリュックを探していてもアウトドアデザインのものが多かったのですが、その中でようやく出会えたタウンユースなデザインのリュックでした。 「Handcraft / Luxury」をコンセプトに製作されたリュックは、ハイブランドも採用しているイタリア・リモンタ社のナイロン素材を使用。極めて細かな繊維を高密度に織り上げているため、適度な張りと上品な光沢感があり、ラグジュアリーな雰囲気になっています。 底面にはアメリカのホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用。どうしても劣化しがちなリュック底面の四隅ですが、オイルをたっぷり含んだクロムエクセルを贅沢に使用することで、耐久性と上品さを兼ね備えています。 私ももう5年は使ってますがまだまだ使えそうで、双子が生まれてからは子供の水筒や着替え、オムツ等たくさん入れて、さらにハードに使ってしまっています笑 私が特に気に入っているポイントは、肩紐の根本の部分!基本的にここが離れたデザインが多いですが、このリュックはくっついています。これは女性が背負った時に華奢で上品に見せるための工夫で、こういった細部へのこだわりが駒澤さんのプロダクトらしいなぁと思うところ…上品で小ぶりな見た目ですが、想像以上にたくさん入るのも便利。私もそうですが、女性にとって実用性はすごく大事だと思うので、ぜひイベントで実物をご覧いただき、背負って体感してもらえたらと思います!...
<SOMBRELO>BAG ORDER EXHIBITION
これまで私達は、全国の素晴らしいお店と眼鏡や時計のイベントを行ってきました。その中で出会ってきた本当に素晴らしいと思えるプロダクト。 私達自身がそれを楽しんできましたが『皆様にもいつかご紹介が出来たらいいなぁ…』という想いが以前からあり、横浜元町の新店舗づくりの際は、そんなイメージを持っていました。 その第一弾として、ヴィンテージウォッチのイベントでお世話になっている「SOMBRELO」さんのオリジナルバッグ受注会を開催いたします! 東京・駒場に佇む小さなブティック「SOMBRELO」。そのオリジナルバッグは「Handcraft / Luxury」をコンセプトに、オーナーの駒澤さんが、その時の気分やスタイリングに必要な要素を想像し、企画・デザイン・素材選びを行います。それを元に熟練の鞄職人が全工程を手作業で、丹精込めて形にしていきます。 私達が惹かれたのは、シンプルなデザインながら、細部に至るまで徹底的にこだわり抜かれているところ。クラシックで普遍的なデザインと、モノづくりへのこだわりは、私達が常に意識していることでもあります。 すべてのモデルは、一枚のスケッチからスタート。駒澤さんの頭に浮かんだイメージを、手描きのラフスケッチで形にしていきます。そこから最適な素材や資材を選び、鞄職人と何度も打ち合わせを重ねながら進めます。 まずは紙で模型を作り、次に1stサンプルを作成。細部まで入念にチェックを行い、修正を加えます。続く2ndサンプルでは微調整、ようやく理想の製品が完成します。 こうしたプロセスからも、一つの製品が仕上がるまでにどれほどの時間と労力が注がれているかがわかります。だからこそ、私達はこのモノづくりに深く共感できるのです。 まずは私たちが心からお勧めしたい、とっておきのモデルをご紹介いたします! 【UCHIMURA RECOMMEND】 Miki’s recommend 『DAY PACK 』 私がこのリュックと出会ったのは、およそ5年前。当時、レディースのリュックを探していてもアウトドアデザインのものが多かったのですが、その中でようやく出会えたタウンユースなデザインのリュックでした。 「Handcraft / Luxury」をコンセプトに製作されたリュックは、ハイブランドも採用しているイタリア・リモンタ社のナイロン素材を使用。極めて細かな繊維を高密度に織り上げているため、適度な張りと上品な光沢感があり、ラグジュアリーな雰囲気になっています。 底面にはアメリカのホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用。どうしても劣化しがちなリュック底面の四隅ですが、オイルをたっぷり含んだクロムエクセルを贅沢に使用することで、耐久性と上品さを兼ね備えています。 私ももう5年は使ってますがまだまだ使えそうで、双子が生まれてからは子供の水筒や着替え、オムツ等たくさん入れて、さらにハードに使ってしまっています笑 私が特に気に入っているポイントは、肩紐の根本の部分!基本的にここが離れたデザインが多いですが、このリュックはくっついています。これは女性が背負った時に華奢で上品に見せるための工夫で、こういった細部へのこだわりが駒澤さんのプロダクトらしいなぁと思うところ…上品で小ぶりな見た目ですが、想像以上にたくさん入るのも便利。私もそうですが、女性にとって実用性はすごく大事だと思うので、ぜひイベントで実物をご覧いただき、背負って体感してもらえたらと思います!...
EYEVAN TRUNK SHOW 6/28 Fri - 7/7 Sun
移転オープンして初のイベント EYEVAN Trunk Showを、6/28(金)~7/7(日)の10日間、開催します! ◾️EYEVANについて 日本のファッションカルチャーの礎を築いたブランド「VAN」が”着るメガネ”をコンセプトに1972年にスタート。それまでは、視力矯正の道具でしかなかったメガネを、ファッションアイテムとして打ち出したことは、当時とても画期的なことでした。デザイン、品質ともに世界的な評価を得て、NYタイムズにも取り上げられ、マドンナを始めとするセレブを顧客に持つなど海外からも高い評価を受けていました。その後、ブランドは一時休止しましたが、2018年に復活し、現在に至ります。 . . . . ◾️ウチムラがなぜEYEVANをセレクトしているのか まず一つ目のセレクト理由は、ファッションとの馴染みの良さです。存在感のあるい線の太いフレームから、さらりと掛けられる線の細いフレームまでラインナップが豊富なのですが、更に、一つのモデルに対してのカラーバリエーションがとにかく多いのも特徴の一つ。 . . ブラウン一つとっても、赤っぽいブラウン、黄が強いブラウンのように、絶妙な色味の違いのため、お手持ちのお洋服に合わせてお楽しみ頂けるのはもちろん、お顔に映える一本が見つかります。 . . 二つ目の理由は、色々なメガネを見てきましたが、同価格帯のアセテートフレームの中では、ダントツで品質が高いと感じています。メガネの品質が高いとはどういうこと?と思われる方がいらっしゃると思いますが、ぱっとみて一番わかりやすいのが、磨きの綺麗さ。磨きによってフレームの艶感が全然違います。また、EYEVANのフレームは歪みが非常に少ないです。 . . 更に、フロントとテンプルを繋ぐ合口(あいくち)が、きっちりあっているかどうかも、私たちがよく確認するポイントです。EYEVANの合口はいつもビタっとぴったり合っています。 . . その他、細かい点を挙げるとキリがないのですが、テンプルエンドに滑り止めがついていたり、テンプルの芯に彫金が施されていたり、細部まできちんと作られています。生産性を上げながら、高い品質を維持していくのは、相反することなので大変なことだと思うのですが、EYEVANは、その点素晴らしいと思います。 . 三つ目の理由は、EYEVANはクラシックな形が多く、いい意味で普通なフレームが多いことです。私達自身、ファッションは好きなのですが、ファッション業界出身ではないので、個性的になりすぎることに少し抵抗感があります。 . ....
EYEVAN TRUNK SHOW 6/28 Fri - 7/7 Sun
移転オープンして初のイベント EYEVAN Trunk Showを、6/28(金)~7/7(日)の10日間、開催します! ◾️EYEVANについて 日本のファッションカルチャーの礎を築いたブランド「VAN」が”着るメガネ”をコンセプトに1972年にスタート。それまでは、視力矯正の道具でしかなかったメガネを、ファッションアイテムとして打ち出したことは、当時とても画期的なことでした。デザイン、品質ともに世界的な評価を得て、NYタイムズにも取り上げられ、マドンナを始めとするセレブを顧客に持つなど海外からも高い評価を受けていました。その後、ブランドは一時休止しましたが、2018年に復活し、現在に至ります。 . . . . ◾️ウチムラがなぜEYEVANをセレクトしているのか まず一つ目のセレクト理由は、ファッションとの馴染みの良さです。存在感のあるい線の太いフレームから、さらりと掛けられる線の細いフレームまでラインナップが豊富なのですが、更に、一つのモデルに対してのカラーバリエーションがとにかく多いのも特徴の一つ。 . . ブラウン一つとっても、赤っぽいブラウン、黄が強いブラウンのように、絶妙な色味の違いのため、お手持ちのお洋服に合わせてお楽しみ頂けるのはもちろん、お顔に映える一本が見つかります。 . . 二つ目の理由は、色々なメガネを見てきましたが、同価格帯のアセテートフレームの中では、ダントツで品質が高いと感じています。メガネの品質が高いとはどういうこと?と思われる方がいらっしゃると思いますが、ぱっとみて一番わかりやすいのが、磨きの綺麗さ。磨きによってフレームの艶感が全然違います。また、EYEVANのフレームは歪みが非常に少ないです。 . . 更に、フロントとテンプルを繋ぐ合口(あいくち)が、きっちりあっているかどうかも、私たちがよく確認するポイントです。EYEVANの合口はいつもビタっとぴったり合っています。 . . その他、細かい点を挙げるとキリがないのですが、テンプルエンドに滑り止めがついていたり、テンプルの芯に彫金が施されていたり、細部まできちんと作られています。生産性を上げながら、高い品質を維持していくのは、相反することなので大変なことだと思うのですが、EYEVANは、その点素晴らしいと思います。 . 三つ目の理由は、EYEVANはクラシックな形が多く、いい意味で普通なフレームが多いことです。私達自身、ファッションは好きなのですが、ファッション業界出身ではないので、個性的になりすぎることに少し抵抗感があります。 . ....
度なし UVカットカラーレンズについて
度なしUVカットカラーレンズ付きのメガネフレームを、オンラインショップでご注文のお客様は、下記の画像よりカラーをお選びください。 ご注文の際に、カートページの備考欄「ご注文・配送に関してご要望がございましたらご記入ください」に、お選び頂いたカラーの記載をお願い致します。 カラーについてのご相談は、LINEでも承っておりますので、「このフレームへのおすすめレンズが知りたい、ブラウン系でおすすめの色はどれか等」、ご要望ございましたらお気軽にご相談ください。
度なし UVカットカラーレンズについて
度なしUVカットカラーレンズ付きのメガネフレームを、オンラインショップでご注文のお客様は、下記の画像よりカラーをお選びください。 ご注文の際に、カートページの備考欄「ご注文・配送に関してご要望がございましたらご記入ください」に、お選び頂いたカラーの記載をお願い致します。 カラーについてのご相談は、LINEでも承っておりますので、「このフレームへのおすすめレンズが知りたい、ブラウン系でおすすめの色はどれか等」、ご要望ございましたらお気軽にご相談ください。
ウチムラの始まりは駄菓子屋だった
おかげさまで今年の5月で創業80年となるウチムラ。皆様、いつも本当にありがとうございます。 横浜元町への移転のタイミングということもありますが、この機会にこれまでお話することもなかったウチムラの歴史について、少し触れてみたいと思います。 1945年にスタートしたウチムラですが、初代はおばあちゃん。『あれ?お祖父様ではないんですね?』とよく言われますが、最初は祖父母でスタートしたものの、祖父が途中で蒸発してしまったようで…孫である僕も、そのあたりはあまり詳しく聞いたことはありませんが、ウチムラの歴史の教科書では初代は祖母となっています(笑) 初めは横浜の鶴見にて。ここにおよそ10年程あったみたいです。僕も驚いたのですが、最初は時計も眼鏡も関係なく、駄菓子屋だったとのこと(笑) これが本業だったようなのですが、手先が器用だった祖父が、軒先で近所に住む人達の時計を直していたらしく、それが評判となり時計店になっていったみたいです。まさに昭和のゆるさというか、おもしろさというか、その頃だから許されるストーリーですよね。でも僕はそんなストーリーにもすごく愛着が湧いています。 およそ50年前の三ツ境 その後、今の三ツ境に移転。その頃にメガネ・時計店というスタイルになっていったウチムラ。今も古くからある商店街ではたまに見かけると思いますが、昭和の頃は 『メガネと時計』がセットになった商売スタイルが多く存在していました。これは時計を修理する職人の細かな技術が、メガネレンズの切削や加工に活きたということに起因しているという説や、当時の高級品という括りでまとめられていったという説があります。(諸説あり) 初代のおばあちゃんと僕 こちらは初代のおばあちゃん。名称不明なヘアスタイルで、よくわからないけどどこかオーラがあります(笑) けっこうなイケイケ経営者だったようで。そもそもあの時代に女性の経営者というのは、かなり少なかったと思いますし、時計修理の職人も数十人抱えた大所帯だったようです。 宝飾のご提案も行なっていて、昭和らしいこんな写真も。三ツ境に駅ビル(相鉄ローゼン)が出来たときには『これからは駅ビルが栄えるはずだから出店しよう!』なんて計画もあったらしく、その時の企画書を見つけた時は、僕もおばあちゃんやばいなぁ…と思ったものです(笑) 2代目の父 2代目は父です。父は中学の頃から職人さんの所へのお使いや、掛け時計の配達など、家業を手伝わされていたようで、配達中の電車で振り子時計が鳴りやまなくなってしまった時は恥ずかしかったと話していました。 子供の頃の手伝いを含めると、かれこれ60年は家業に携わっている父。すごいです、今の時代では考えられません。良くも悪くも外に出たことがない人なので、僕以上に世間知らずで、年代的にも情報はものすごく少ない人間です。 ...
ウチムラの始まりは駄菓子屋だった
おかげさまで今年の5月で創業80年となるウチムラ。皆様、いつも本当にありがとうございます。 横浜元町への移転のタイミングということもありますが、この機会にこれまでお話することもなかったウチムラの歴史について、少し触れてみたいと思います。 1945年にスタートしたウチムラですが、初代はおばあちゃん。『あれ?お祖父様ではないんですね?』とよく言われますが、最初は祖父母でスタートしたものの、祖父が途中で蒸発してしまったようで…孫である僕も、そのあたりはあまり詳しく聞いたことはありませんが、ウチムラの歴史の教科書では初代は祖母となっています(笑) 初めは横浜の鶴見にて。ここにおよそ10年程あったみたいです。僕も驚いたのですが、最初は時計も眼鏡も関係なく、駄菓子屋だったとのこと(笑) これが本業だったようなのですが、手先が器用だった祖父が、軒先で近所に住む人達の時計を直していたらしく、それが評判となり時計店になっていったみたいです。まさに昭和のゆるさというか、おもしろさというか、その頃だから許されるストーリーですよね。でも僕はそんなストーリーにもすごく愛着が湧いています。 およそ50年前の三ツ境 その後、今の三ツ境に移転。その頃にメガネ・時計店というスタイルになっていったウチムラ。今も古くからある商店街ではたまに見かけると思いますが、昭和の頃は 『メガネと時計』がセットになった商売スタイルが多く存在していました。これは時計を修理する職人の細かな技術が、メガネレンズの切削や加工に活きたということに起因しているという説や、当時の高級品という括りでまとめられていったという説があります。(諸説あり) 初代のおばあちゃんと僕 こちらは初代のおばあちゃん。名称不明なヘアスタイルで、よくわからないけどどこかオーラがあります(笑) けっこうなイケイケ経営者だったようで。そもそもあの時代に女性の経営者というのは、かなり少なかったと思いますし、時計修理の職人も数十人抱えた大所帯だったようです。 宝飾のご提案も行なっていて、昭和らしいこんな写真も。三ツ境に駅ビル(相鉄ローゼン)が出来たときには『これからは駅ビルが栄えるはずだから出店しよう!』なんて計画もあったらしく、その時の企画書を見つけた時は、僕もおばあちゃんやばいなぁ…と思ったものです(笑) 2代目の父 2代目は父です。父は中学の頃から職人さんの所へのお使いや、掛け時計の配達など、家業を手伝わされていたようで、配達中の電車で振り子時計が鳴りやまなくなってしまった時は恥ずかしかったと話していました。 子供の頃の手伝いを含めると、かれこれ60年は家業に携わっている父。すごいです、今の時代では考えられません。良くも悪くも外に出たことがない人なので、僕以上に世間知らずで、年代的にも情報はものすごく少ない人間です。 ...
364日
百貨店マン人生の幕開け およそ10年前、就活生だった僕は 『接客を通してお客様のお役に立てる仕事がしたい』そう思っていた。そんな念願が叶い、大手百貨店に入社。僕の百貨店マン人生が幕を開けた。 『経営学部卒、同期の中で一番マーケティングセンスもあるだろう。接客も大好き。スピード出世してすごい催事をぶちかましてやるんだ』という根拠のない自信と、やる気にみちあふれてはいたが、僕は"能ある鷹は爪を隠す"タイプ。すごく静かな新入社員だった。 上司からは『新入社員なのに全然元気がないやつがいるって有名だぞ』と言われた。ノウアルタカハツメヲカクス... 新社会人、刺激的で忙しい日々を過ごしていった。 ある日の違和感... ある日、年配のお客様が、購入したお米をとても重たそうに持って歩いているのを見かけた。お聞きすると、駐車場に停めた車まで持っていくという。駐車場まで手伝ってあげたいと思ったが、上司からの指示でそれが出来なかった。重たそうにしているお客様をただ見送り、何にも出来ない僕... ある日、お客様が『購入したワインのサイズにちょうど合う手提げ袋をいただけませんか?』と声を掛けてきた。先輩社員が対応した後、お客様は不満そうに立ち去っていった。すると『そんな都合の良い袋なんてないんだから、しょうがないじゃんねぇ』と言う先輩。その言葉を聞いた瞬間、僕の中で何かが切れてしまった。 大きな企業がお客様一人一人の"細かな要望"に対応することはとても難しい。そしてそれは企業のコストパフォーマンス的にも不正解かもしれない。だがその"細かな要望"を敏感に感じ取り、お客様のお役に立つということを純粋に追求していくことこそが百貨店の価値だと僕は信じていた。 『もしかして僕の考え方は、この会社の役には立てないのではないか...』 眼鏡・時計の内村 それからおよそ1ヶ月後、僕の百貨店マン人生は『364日』で幕を閉じた。 仮にも大手百貨店ではあったので、1年も経たずに退職した人は、不祥事を起こしてしまった人ぐらいかもしれない... そんな僕には、この思いを実現出来る可能性のある場所があった。それは父の店である。それまで全く継ぐ気もなく、全く興味もなかったが、自分の好きなだけお客様と向き合い、お役に立つことを純粋に追求出来ると思い "眼鏡・時計の内村"を継ぐことを決めた。 純粋な追求 『とりあえずこの会社で3年は働いてみた方が良いよ』百貨店を辞めようとしていた時に、たくさんの方に掛けていただいた言葉。あれからおよそ10年、後悔したことは一度もない。 『とりあえず3年働かなくて困ったこと』・エクセルができない・パワポもできない・資料作りもままならない だけど僕は眼鏡、時計修理を通じてお客様のお役に立つことが出来ます。 大手百貨店にいた時の自分よりも、お客様のお役に立てているという自負はある。ただ、自分なりではあるけれど、今もお客様のお役に立つことを追求し続けられているのは、百貨店でのあの『364日』があったからだと思う。このことを決して忘れずに、これからも僕がお客様に対して出来ることを純粋に追求し続けて行きたいと思う。 僕には到底出来なかったけれど、大企業を変えようと、今も強い意思を持ち続け、頑張っている同期や同僚の方、本当にリスペクト。形、立場は違えど、ともに刺激しあえる関係でありたい。 閉店ガラガラ
364日
百貨店マン人生の幕開け およそ10年前、就活生だった僕は 『接客を通してお客様のお役に立てる仕事がしたい』そう思っていた。そんな念願が叶い、大手百貨店に入社。僕の百貨店マン人生が幕を開けた。 『経営学部卒、同期の中で一番マーケティングセンスもあるだろう。接客も大好き。スピード出世してすごい催事をぶちかましてやるんだ』という根拠のない自信と、やる気にみちあふれてはいたが、僕は"能ある鷹は爪を隠す"タイプ。すごく静かな新入社員だった。 上司からは『新入社員なのに全然元気がないやつがいるって有名だぞ』と言われた。ノウアルタカハツメヲカクス... 新社会人、刺激的で忙しい日々を過ごしていった。 ある日の違和感... ある日、年配のお客様が、購入したお米をとても重たそうに持って歩いているのを見かけた。お聞きすると、駐車場に停めた車まで持っていくという。駐車場まで手伝ってあげたいと思ったが、上司からの指示でそれが出来なかった。重たそうにしているお客様をただ見送り、何にも出来ない僕... ある日、お客様が『購入したワインのサイズにちょうど合う手提げ袋をいただけませんか?』と声を掛けてきた。先輩社員が対応した後、お客様は不満そうに立ち去っていった。すると『そんな都合の良い袋なんてないんだから、しょうがないじゃんねぇ』と言う先輩。その言葉を聞いた瞬間、僕の中で何かが切れてしまった。 大きな企業がお客様一人一人の"細かな要望"に対応することはとても難しい。そしてそれは企業のコストパフォーマンス的にも不正解かもしれない。だがその"細かな要望"を敏感に感じ取り、お客様のお役に立つということを純粋に追求していくことこそが百貨店の価値だと僕は信じていた。 『もしかして僕の考え方は、この会社の役には立てないのではないか...』 眼鏡・時計の内村 それからおよそ1ヶ月後、僕の百貨店マン人生は『364日』で幕を閉じた。 仮にも大手百貨店ではあったので、1年も経たずに退職した人は、不祥事を起こしてしまった人ぐらいかもしれない... そんな僕には、この思いを実現出来る可能性のある場所があった。それは父の店である。それまで全く継ぐ気もなく、全く興味もなかったが、自分の好きなだけお客様と向き合い、お役に立つことを純粋に追求出来ると思い "眼鏡・時計の内村"を継ぐことを決めた。 純粋な追求 『とりあえずこの会社で3年は働いてみた方が良いよ』百貨店を辞めようとしていた時に、たくさんの方に掛けていただいた言葉。あれからおよそ10年、後悔したことは一度もない。 『とりあえず3年働かなくて困ったこと』・エクセルができない・パワポもできない・資料作りもままならない だけど僕は眼鏡、時計修理を通じてお客様のお役に立つことが出来ます。 大手百貨店にいた時の自分よりも、お客様のお役に立てているという自負はある。ただ、自分なりではあるけれど、今もお客様のお役に立つことを追求し続けられているのは、百貨店でのあの『364日』があったからだと思う。このことを決して忘れずに、これからも僕がお客様に対して出来ることを純粋に追求し続けて行きたいと思う。 僕には到底出来なかったけれど、大企業を変えようと、今も強い意思を持ち続け、頑張っている同期や同僚の方、本当にリスペクト。形、立場は違えど、ともに刺激しあえる関係でありたい。 閉店ガラガラ
テレビ出演 BSフジテレビ 名品再生 7/10(日)朝9:00-9:30
今週末7/10(日)朝9時〜、時計修理技師がBSフジテレビ「名品再生」にGRAND SEIKOを再生させる職人として出演予定です。 私達のご提案するヴィンテージウォッチを既にお使い頂いている方々や、これまで時計修理をご相談下さった方々に少しでも楽しんで頂ければ嬉しく思います。 修理のこだわり、工房の様子などもご覧いただけるかと思いますので、お時間あれば是非ご覧ください! 動画はこちらから↓ https://www.bsfuji.tv/meihinsaisei/meihin/19.html
テレビ出演 BSフジテレビ 名品再生 7/10(日)朝9:00-9:30
今週末7/10(日)朝9時〜、時計修理技師がBSフジテレビ「名品再生」にGRAND SEIKOを再生させる職人として出演予定です。 私達のご提案するヴィンテージウォッチを既にお使い頂いている方々や、これまで時計修理をご相談下さった方々に少しでも楽しんで頂ければ嬉しく思います。 修理のこだわり、工房の様子などもご覧いただけるかと思いますので、お時間あれば是非ご覧ください! 動画はこちらから↓ https://www.bsfuji.tv/meihinsaisei/meihin/19.html