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楽しみを見つけ、愛着を持って永く使うことが出来るヴィンテージウォッチ

これまでの修理経験から『丈夫なムーヴメント使用している』『今後も修理が可能である』等、時計修理技師視点で今後も永く楽しめるヴィンテージウォッチをセレクト。

メンテナンスからご提案、アフターフォローまで、時計修理技師の私が全て行っておりますので、安心してお楽しみいただければと思います。

  • 熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年対談 後編

    熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年対談 後編

    『Sings』"北口さんのスタイルとアパレルへの情熱" 北口さんがどのような経験を積み重ね、そしてなぜ「Signs」を始めることになったのか教えていただけますか? 北口さん (以下、敬略称) 大学生の時に始めて"個店のセレクトショップ"の存在を知って、最初はお客として、それからバイトをするようになりました。大学の時に明確に何になりたいみたいのはあんまりなくて。 
内村 大学ではファッション関連の専攻だったのですか? 北口 いやいや、普通に商学部ですね。ファッションは兄貴だったり親戚の影響で興味を持ちました。お年玉は全部洋服に使っていましたね(笑) 内村 ファッションが好きになったきっかけのブランドとかありましたか? 北口 中学生の時に買ったラルフローレンのボタンダウンシャツですね!初めはラルフローレンのあのマークが欲しかったんですよ(笑) でも当時ビームスにいたお兄さんに「後でラルフローレンのマークがいらなくなると思うから、絶対にマークがない方を買うのがいいよ」とアドバイスされ、信じてそっちを購入したんです。大学生になってから偶然そのお兄さんと再会し、当時のことを覚えてくれていたことがとても嬉しく、自分もその頃にはマークがないということの価値を理解していたため、感謝の気持ちを伝えました。   中学生に対してそこまで先のことを考えてアドバイスしてくれたことがとても嬉しく、また洋服との関わりを深めてくれたようで、今考えるとそれが大きなきっかけだったかもしれませんね。 当時の熊本は個店のセレクトショップが充実していたんですよ。昔で言えばブレイズなどのお店がその代表格でした。シャワー通りはセレクトショップ発祥の地とも言われ、お客さんよりも店員さんの方が怖く、洋服を広げるのも怖い、とにかく入りにくい雰囲気がありました。でもそこには強烈な魅力があって、僕は大きな店ではなく小さなセレクトショップで働くことを決めた感じですね。 内村 それは熊本のセレクトショップですか? 北口 そうそう、熊本の個店ですね。大学を卒業するまぎわ、うちで働かないかという誘いを受けて働き始めました。それからまもなく、まだ学生なのに「今から原宿のビームスに来てくれないか」と朝いきなり連絡がありました。当時の僕は東京へ行ったこともないし、飛行機に乗ったことさえなかったので驚きましたね(笑) そんな社長の期待も感じて、そのまま就職することになりました。 内村 人や物、そして空間など、濃密な出会いが今に繋がっているんですね。 ちなみに僕もラルフローレンが好きで、ワンポイントシャツが欲しかったのですが、その時は願望通りマーク入りをすすめてもらいました(笑) 今のエピソードを伺うと、熊本のアパレル店員さんたちの質の高さを感じます。 北口 なんか、“モノ売り”じゃなく"人を売れ”みたいな。実際には誰からも言われたことはないのですが、熊本にある個店の雰囲気がそう思わせたのかもしれませんね。 北口さんのファッションへの情熱について教えていただけますか?また、ファッションを通してのお客様との関係性を教えていただけますでしょうか。 北口  どちらかというとトレンドを追うとかではなく“ファッションではなくパッション”というか、自分の想いをしっかりと表現したい感じですね。...

    熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年対談 後編

    『Sings』"北口さんのスタイルとアパレルへの情熱" 北口さんがどのような経験を積み重ね、そしてなぜ「Signs」を始めることになったのか教えていただけますか? 北口さん (以下、敬略称) 大学生の時に始めて"個店のセレクトショップ"の存在を知って、最初はお客として、それからバイトをするようになりました。大学の時に明確に何になりたいみたいのはあんまりなくて。 
内村 大学ではファッション関連の専攻だったのですか? 北口 いやいや、普通に商学部ですね。ファッションは兄貴だったり親戚の影響で興味を持ちました。お年玉は全部洋服に使っていましたね(笑) 内村 ファッションが好きになったきっかけのブランドとかありましたか? 北口 中学生の時に買ったラルフローレンのボタンダウンシャツですね!初めはラルフローレンのあのマークが欲しかったんですよ(笑) でも当時ビームスにいたお兄さんに「後でラルフローレンのマークがいらなくなると思うから、絶対にマークがない方を買うのがいいよ」とアドバイスされ、信じてそっちを購入したんです。大学生になってから偶然そのお兄さんと再会し、当時のことを覚えてくれていたことがとても嬉しく、自分もその頃にはマークがないということの価値を理解していたため、感謝の気持ちを伝えました。   中学生に対してそこまで先のことを考えてアドバイスしてくれたことがとても嬉しく、また洋服との関わりを深めてくれたようで、今考えるとそれが大きなきっかけだったかもしれませんね。 当時の熊本は個店のセレクトショップが充実していたんですよ。昔で言えばブレイズなどのお店がその代表格でした。シャワー通りはセレクトショップ発祥の地とも言われ、お客さんよりも店員さんの方が怖く、洋服を広げるのも怖い、とにかく入りにくい雰囲気がありました。でもそこには強烈な魅力があって、僕は大きな店ではなく小さなセレクトショップで働くことを決めた感じですね。 内村 それは熊本のセレクトショップですか? 北口 そうそう、熊本の個店ですね。大学を卒業するまぎわ、うちで働かないかという誘いを受けて働き始めました。それからまもなく、まだ学生なのに「今から原宿のビームスに来てくれないか」と朝いきなり連絡がありました。当時の僕は東京へ行ったこともないし、飛行機に乗ったことさえなかったので驚きましたね(笑) そんな社長の期待も感じて、そのまま就職することになりました。 内村 人や物、そして空間など、濃密な出会いが今に繋がっているんですね。 ちなみに僕もラルフローレンが好きで、ワンポイントシャツが欲しかったのですが、その時は願望通りマーク入りをすすめてもらいました(笑) 今のエピソードを伺うと、熊本のアパレル店員さんたちの質の高さを感じます。 北口 なんか、“モノ売り”じゃなく"人を売れ”みたいな。実際には誰からも言われたことはないのですが、熊本にある個店の雰囲気がそう思わせたのかもしれませんね。 北口さんのファッションへの情熱について教えていただけますか?また、ファッションを通してのお客様との関係性を教えていただけますでしょうか。 北口  どちらかというとトレンドを追うとかではなく“ファッションではなくパッション”というか、自分の想いをしっかりと表現したい感じですね。...

  • 熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年 対談 前編

    熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年 対談 前編

    4年にわたり、時計修理技師として様々なお店様とヴィンテージウォッチイベントを開催してきました。その中で『名店』と言われるお店の魅力は、そのお店のオーナーさんが醸し出す独自の雰囲気や、またその空間での買い物が新たな発見をもたらしてくれるという心地良さにあると感じてきました。  今回は、以前より様々な方から熊本の名店とお聞きしていた「Signs」(北口さん)と「Debby」(藤川さん)に焦点を当て、その実態と秘訣に迫っていきます。   『Debby』 ”藤川さんによる愛溢れる圧倒的なセンスとアート” まずは藤川さんがどのような経験を積み重ね、なぜ「Debby」を始めることになったのかを教えていただけますか?   藤川さん(以下、敬称略) 元々ずっとアパレルに勤めていたのですが、辞めて1年半ぐらい離れた時期がありました。その時に元同僚の北口くん(Singsオーナー)が新しくレディースショップを出店するので、一緒にやらないかと誘ってくれて。   全てを任せると言ってくれたこともあって、自然とここが私にとっての居場所なのではないかと思い、心地よい気持ちでスタートを切ることが出来ました。   内村 以前働いていたアパレルショップは長かったのですか?   藤川 そこはとても長かったです。その前にもアパレルで働いていたんですけど、そこからの引き抜きがあって、それで働いたという感じですかね。   内村 お〜引き抜きなんてあるんですね! 藤川さんは幼少時代から洋服がお好きだったんですか?   藤川 私のお爺ちゃんお婆ちゃん、叔母がすごく洋服好きで、いつも着せ替え人形のように洋服を買ってくれていたので、それが今につながっている気がします。   内村 ご親族の方々もアパレル関連で働かれていたとか?   藤川 全然そういう関係ではなかったのですが、洋服が好きで、すごくお洒落な方だったと思います。...

    熊本の名店「Signs / Debby」×「内村時計店3代目」2024年 対談 前編

    4年にわたり、時計修理技師として様々なお店様とヴィンテージウォッチイベントを開催してきました。その中で『名店』と言われるお店の魅力は、そのお店のオーナーさんが醸し出す独自の雰囲気や、またその空間での買い物が新たな発見をもたらしてくれるという心地良さにあると感じてきました。  今回は、以前より様々な方から熊本の名店とお聞きしていた「Signs」(北口さん)と「Debby」(藤川さん)に焦点を当て、その実態と秘訣に迫っていきます。   『Debby』 ”藤川さんによる愛溢れる圧倒的なセンスとアート” まずは藤川さんがどのような経験を積み重ね、なぜ「Debby」を始めることになったのかを教えていただけますか?   藤川さん(以下、敬称略) 元々ずっとアパレルに勤めていたのですが、辞めて1年半ぐらい離れた時期がありました。その時に元同僚の北口くん(Singsオーナー)が新しくレディースショップを出店するので、一緒にやらないかと誘ってくれて。   全てを任せると言ってくれたこともあって、自然とここが私にとっての居場所なのではないかと思い、心地よい気持ちでスタートを切ることが出来ました。   内村 以前働いていたアパレルショップは長かったのですか?   藤川 そこはとても長かったです。その前にもアパレルで働いていたんですけど、そこからの引き抜きがあって、それで働いたという感じですかね。   内村 お〜引き抜きなんてあるんですね! 藤川さんは幼少時代から洋服がお好きだったんですか?   藤川 私のお爺ちゃんお婆ちゃん、叔母がすごく洋服好きで、いつも着せ替え人形のように洋服を買ってくれていたので、それが今につながっている気がします。   内村 ご親族の方々もアパレル関連で働かれていたとか?   藤川 全然そういう関係ではなかったのですが、洋服が好きで、すごくお洒落な方だったと思います。...

  • Cartier Must Tank Quartz

    Cartier Must Tank Quartz

    時計修理技師視点でセレクトするヴィンテージウォッチ、5年ぶりの新ラインナップ 「ヴィンテージウォッチが壊れてしまい、購入したお店でも直らなくて…」「何度修理しても、ヴィンテージウォッチは不具合が多くて…」 これまで時計修理技師として、そういったご相談を数多く受けてきた中で『もっと安心して楽しめるヴィンテージウォッチがあったら、すごく意義のあることなのではないか…』そんな想いをきっかけに5年前からスタートしたヴィンテージウォッチのご提案。 『安心して永く楽しめる』をコンセプトに、これまでの時計修理経験から"丈夫なムーヴメントが使用されている" "今後も修理が可能"など、時計修理技師ならではの視点からセレクトしています。 これまではヴィンテージセイコーと、レディースオメガのご提案でしたが、5年ぶりに新たにラインナップに加わるのは、カルティエのマストタンク。 セレクトしたのはマストタンクSM(27mm×20mm)とLM(30mm×23mm)サイズ。2つのサイズ差は縦横共におよそ3mm。ラグジュアリーで、アクセサリー要素の強い時計なので、この大きさの差であれば、サイズに関してはお好みで選んでいただいて良いかと思います。 女性はスタイルやお好みに応じてSMかLMを選ばれたり、男性はLMサイズを上品なスタイリングで付けこなしたり、ご夫婦やパートナーでLMを共有するということも…そんな楽しみ方の多いサイズ感だと思います。   クォーツ(電池式)のみをセレクトした理由 シリーズの中でも取り扱いはクォーツ(電池式時計)のみとなります。これまで多くのマストタンククォーツの修理を承ってきましたが、シンプルな構造が特徴で、一つ一つのパーツも丈夫なため、それゆえに故障の少ない丈夫なムーヴメントだと感じていました。また、今後の修理部品確保の仕組みづくりが僕の方で出来ると判断し、セレクトにいたりました。 マストタンクについては、手巻きの機械式モデルも存在します。あくまで僕の修理経験からの個人的見解ですが、永く楽しむという面(ムーヴメントの消耗具合など)では、機械式であればヴィンテージセイコーや、ヴィンテージレディースオメガに軍配が上がると感じたため、クォーツのみのセレクトになっております。 永久に使うことが出来るモノは存在しないわけですが、僕が携わっているヴィンテージウォッチというくくりの中において、出来る限り永く楽しめるという視点では、素晴らしいと感じるムーヴメントです。   カルティエの普遍的なデザイン ムーヴメントのクオリティの高さは、お話ししてきた通りですが、100年以上変わらずに愛されてきた普遍的なデザインも秀逸です。マストタンクはベルトの延長線上にダイヤル(文字盤)を収めるという、直線的で無駄のないデザインが特徴で、現代のファッションに合わせて楽しむという面でも、とても素晴らしい時計だと思います。  マストタンク、アイボリーローマン。こちらも100年以上変わらず愛されてきたカルティエウォッチのアイコンともいえる文字盤。ベルトによって、ラグジュアリーにも、カジュアルにも合わせられる一本です。   ベルトによる楽しみ シンプルな分、装着するベルトによって雰囲気を大きく変えられるのも、カルティエマストタンクの楽しみの一つだと思います。LMサイズについては、現代の一般的なベルトサイズで対応出来ますが、SMサイズについては特殊な幅で、現代では選択肢も少ないため、職人と特注でカルティエマストタンクSM専用ベルトを製作をいたしました。カルティエの純正尾錠も取り付けが出来ます。 SMケースからのラインの流れを切らないようフラットな形状に。職人が手縫いで仕上げているベルトですが、クラフト感を残しつつも、丁寧な仕上げで上質な雰囲気に仕上がっています。カラーバリエーションも、すごく素敵に仕上がったと感じています。   カルティエマストタンククォーツのメンテナンスについて どんなにモノづくりの素晴らしい時計であったとしても、メンテナンスをかかしては永く楽しむことは難しくなってきます。クォーツ時計も機械式と同じく歯車を使用していますし、防水性の面でも4年に一度のオーバーホールがとても大切です。 定期的なオーバーホールのハードルを少しでも下げられるよう、当店でご購入いただいたものについては、オーバーホール料金を通常のご依頼に比べてお安く設定しております。 また、クォーツはおよそ1年半に一度の電池交換が必要ですが、ご購入いただいたものについては無料で交換を承っております。ぜひご相談いただき、電池交換のタイミングを安心して楽しむための点検機会にしていただけたらと思います。 ※装着するベルトは、お選びいただけるようにしております(レザーの種類によっては、アップチャージをいただく物もございます)  Cartier Must Tank...

    Cartier Must Tank Quartz

    時計修理技師視点でセレクトするヴィンテージウォッチ、5年ぶりの新ラインナップ 「ヴィンテージウォッチが壊れてしまい、購入したお店でも直らなくて…」「何度修理しても、ヴィンテージウォッチは不具合が多くて…」 これまで時計修理技師として、そういったご相談を数多く受けてきた中で『もっと安心して楽しめるヴィンテージウォッチがあったら、すごく意義のあることなのではないか…』そんな想いをきっかけに5年前からスタートしたヴィンテージウォッチのご提案。 『安心して永く楽しめる』をコンセプトに、これまでの時計修理経験から"丈夫なムーヴメントが使用されている" "今後も修理が可能"など、時計修理技師ならではの視点からセレクトしています。 これまではヴィンテージセイコーと、レディースオメガのご提案でしたが、5年ぶりに新たにラインナップに加わるのは、カルティエのマストタンク。 セレクトしたのはマストタンクSM(27mm×20mm)とLM(30mm×23mm)サイズ。2つのサイズ差は縦横共におよそ3mm。ラグジュアリーで、アクセサリー要素の強い時計なので、この大きさの差であれば、サイズに関してはお好みで選んでいただいて良いかと思います。 女性はスタイルやお好みに応じてSMかLMを選ばれたり、男性はLMサイズを上品なスタイリングで付けこなしたり、ご夫婦やパートナーでLMを共有するということも…そんな楽しみ方の多いサイズ感だと思います。   クォーツ(電池式)のみをセレクトした理由 シリーズの中でも取り扱いはクォーツ(電池式時計)のみとなります。これまで多くのマストタンククォーツの修理を承ってきましたが、シンプルな構造が特徴で、一つ一つのパーツも丈夫なため、それゆえに故障の少ない丈夫なムーヴメントだと感じていました。また、今後の修理部品確保の仕組みづくりが僕の方で出来ると判断し、セレクトにいたりました。 マストタンクについては、手巻きの機械式モデルも存在します。あくまで僕の修理経験からの個人的見解ですが、永く楽しむという面(ムーヴメントの消耗具合など)では、機械式であればヴィンテージセイコーや、ヴィンテージレディースオメガに軍配が上がると感じたため、クォーツのみのセレクトになっております。 永久に使うことが出来るモノは存在しないわけですが、僕が携わっているヴィンテージウォッチというくくりの中において、出来る限り永く楽しめるという視点では、素晴らしいと感じるムーヴメントです。   カルティエの普遍的なデザイン ムーヴメントのクオリティの高さは、お話ししてきた通りですが、100年以上変わらずに愛されてきた普遍的なデザインも秀逸です。マストタンクはベルトの延長線上にダイヤル(文字盤)を収めるという、直線的で無駄のないデザインが特徴で、現代のファッションに合わせて楽しむという面でも、とても素晴らしい時計だと思います。  マストタンク、アイボリーローマン。こちらも100年以上変わらず愛されてきたカルティエウォッチのアイコンともいえる文字盤。ベルトによって、ラグジュアリーにも、カジュアルにも合わせられる一本です。   ベルトによる楽しみ シンプルな分、装着するベルトによって雰囲気を大きく変えられるのも、カルティエマストタンクの楽しみの一つだと思います。LMサイズについては、現代の一般的なベルトサイズで対応出来ますが、SMサイズについては特殊な幅で、現代では選択肢も少ないため、職人と特注でカルティエマストタンクSM専用ベルトを製作をいたしました。カルティエの純正尾錠も取り付けが出来ます。 SMケースからのラインの流れを切らないようフラットな形状に。職人が手縫いで仕上げているベルトですが、クラフト感を残しつつも、丁寧な仕上げで上質な雰囲気に仕上がっています。カラーバリエーションも、すごく素敵に仕上がったと感じています。   カルティエマストタンククォーツのメンテナンスについて どんなにモノづくりの素晴らしい時計であったとしても、メンテナンスをかかしては永く楽しむことは難しくなってきます。クォーツ時計も機械式と同じく歯車を使用していますし、防水性の面でも4年に一度のオーバーホールがとても大切です。 定期的なオーバーホールのハードルを少しでも下げられるよう、当店でご購入いただいたものについては、オーバーホール料金を通常のご依頼に比べてお安く設定しております。 また、クォーツはおよそ1年半に一度の電池交換が必要ですが、ご購入いただいたものについては無料で交換を承っております。ぜひご相談いただき、電池交換のタイミングを安心して楽しむための点検機会にしていただけたらと思います。 ※装着するベルトは、お選びいただけるようにしております(レザーの種類によっては、アップチャージをいただく物もございます)  Cartier Must Tank...

  • 海外から見たVintage SEIKO

    海外から見たVintage SEIKO

    SEIKOの世界への挑戦とGrand Seikoの誕生 懐中時計と、輸入されたわずかな海外製腕時計しかなかった大正時代初期。SEIKO(当時はまだ別名)は1913年に国産初の腕時計『LAUREL(ローレル)』を誕生させました。 それからおよそ50年、スイス製が高品質・最高級腕時計の代名詞とされていた1960年。SEIKOは培ってきた技術を結集し『世界に挑戦する国産最高級の腕時計』としてGrand Seikoを誕生させました。"正確な時を示す"という時計の本質を追求し続け、1960年後半には機械式腕時計の精度を争う世界コンクールで頂点に。 その時に使用された機構がハイビートと呼ばれるもので、これ以降、腕時計の精度は飛躍的に上がっていきました。ごく簡潔にハイビートを説明すると、時計内部のある部品の振動数を上げることで、時計が姿勢変化による重力の影響を受けにくくなるため、精度が安定するという仕組みです。身近なもので言えば、コマは早く回っていると安定しますが、ゆっくりになると不安定になってくる、そんなイメージ。 僕がセレクトしているVintage SEIKOのモデルも全てハイビートです。国産初のハイビートモデルとして1967年に発売された『ロードマーベル36000』や、国産初の自動巻ハイビートモデルである61系グランドセイコーなど、ハイビートでありながら耐久性が高いものを、時計修理技師としての経験からセレクトしています。 『LORDMARVEL36000』 『61系Grand Seiko』  それからさらに50年経った現在、世界的なSEIKOの評価は高く、世界最大級の高級時計マーケットプレイスでも3位のシェアを誇るとのこと。 僕自身もVintage SEIKOのご提案を行っている中で、海外からオーダーをいただくことがあり、SEIKOに対する海外からの高い評価を肌身で感じています。    藤戸さん、ジュネーブへ 昨年に続き、10月5日(土)からVintage SEIKO Fair in 福岡を開催させていただく『Directors(FUJITO Flagship Store)』さん。FUJITOは20年以上続く福岡発のアパレルブランドで、海外にも展開されています。 今回、その代表である藤戸さんが、偶然にも時計の街であるスイスのジュネーブにてトランクショーを行うということで、僕が提案しているヴィンテージグランドセイコーを着用していただき、現地の方の実際の評価や、イメージを聞いてきていただきました。  藤戸さんに選んでいただいたのは、自動巻ながら薄さと軽さが特徴の『56系グランドセイコー』。ベルトは綺麗めカジュアルな印象のエプソンレザーのブラックを選択。「グランドセイコーだけど、過度に主張する感じがなく、渋くていいですよね〜」と藤戸さん。 前述にもある通り、世界最大級の高級時計マーケットプレイスでも、世界3位のシェアを誇るというSEIKOなので、海外でも有名であることはわかっていましたが、藤戸さんとのお話の中で共に驚いたことは「ヴィンテージグランドセイコーか!良い時計してるね!」と声をかけられたということ。現行品であれば想像出来た反応ですが、ヴィンテージでそれがあるとは…そこまでの認知に驚きでした。 ジュネーブの街には、わりとヴィンテージウォッチ店は多くあるものの、ヴィンテージグランドセイコーの実物を見れることはほとんどないようです。 気になる評価としては、まずモノづくりがすごく良いということと、そのクオリティに対しての価格がとても安いというイメージがあるそうです。これについては、藤戸さんがご自身のブランドFUJITO(Made in Japan)に対する海外からの評価とかなり似ているとのことで、改めて日本のモノづくりの良さを感じられる出来事でした。...

    海外から見たVintage SEIKO

    SEIKOの世界への挑戦とGrand Seikoの誕生 懐中時計と、輸入されたわずかな海外製腕時計しかなかった大正時代初期。SEIKO(当時はまだ別名)は1913年に国産初の腕時計『LAUREL(ローレル)』を誕生させました。 それからおよそ50年、スイス製が高品質・最高級腕時計の代名詞とされていた1960年。SEIKOは培ってきた技術を結集し『世界に挑戦する国産最高級の腕時計』としてGrand Seikoを誕生させました。"正確な時を示す"という時計の本質を追求し続け、1960年後半には機械式腕時計の精度を争う世界コンクールで頂点に。 その時に使用された機構がハイビートと呼ばれるもので、これ以降、腕時計の精度は飛躍的に上がっていきました。ごく簡潔にハイビートを説明すると、時計内部のある部品の振動数を上げることで、時計が姿勢変化による重力の影響を受けにくくなるため、精度が安定するという仕組みです。身近なもので言えば、コマは早く回っていると安定しますが、ゆっくりになると不安定になってくる、そんなイメージ。 僕がセレクトしているVintage SEIKOのモデルも全てハイビートです。国産初のハイビートモデルとして1967年に発売された『ロードマーベル36000』や、国産初の自動巻ハイビートモデルである61系グランドセイコーなど、ハイビートでありながら耐久性が高いものを、時計修理技師としての経験からセレクトしています。 『LORDMARVEL36000』 『61系Grand Seiko』  それからさらに50年経った現在、世界的なSEIKOの評価は高く、世界最大級の高級時計マーケットプレイスでも3位のシェアを誇るとのこと。 僕自身もVintage SEIKOのご提案を行っている中で、海外からオーダーをいただくことがあり、SEIKOに対する海外からの高い評価を肌身で感じています。    藤戸さん、ジュネーブへ 昨年に続き、10月5日(土)からVintage SEIKO Fair in 福岡を開催させていただく『Directors(FUJITO Flagship Store)』さん。FUJITOは20年以上続く福岡発のアパレルブランドで、海外にも展開されています。 今回、その代表である藤戸さんが、偶然にも時計の街であるスイスのジュネーブにてトランクショーを行うということで、僕が提案しているヴィンテージグランドセイコーを着用していただき、現地の方の実際の評価や、イメージを聞いてきていただきました。  藤戸さんに選んでいただいたのは、自動巻ながら薄さと軽さが特徴の『56系グランドセイコー』。ベルトは綺麗めカジュアルな印象のエプソンレザーのブラックを選択。「グランドセイコーだけど、過度に主張する感じがなく、渋くていいですよね〜」と藤戸さん。 前述にもある通り、世界最大級の高級時計マーケットプレイスでも、世界3位のシェアを誇るというSEIKOなので、海外でも有名であることはわかっていましたが、藤戸さんとのお話の中で共に驚いたことは「ヴィンテージグランドセイコーか!良い時計してるね!」と声をかけられたということ。現行品であれば想像出来た反応ですが、ヴィンテージでそれがあるとは…そこまでの認知に驚きでした。 ジュネーブの街には、わりとヴィンテージウォッチ店は多くあるものの、ヴィンテージグランドセイコーの実物を見れることはほとんどないようです。 気になる評価としては、まずモノづくりがすごく良いということと、そのクオリティに対しての価格がとても安いというイメージがあるそうです。これについては、藤戸さんがご自身のブランドFUJITO(Made in Japan)に対する海外からの評価とかなり似ているとのことで、改めて日本のモノづくりの良さを感じられる出来事でした。...

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