



Clocks, Glasses, Repair Uchimura
Founded in Yokohama 80 years ago, we sell glasses and vintage watches, and also repair watches.
Pickup Item
-
Vintage Seiko LORD MARVEL 36000 5740-8000 1977年10月製造
Regular price ¥110,000 JPYRegular priceUnit price / per -
Vintage King Seiko 5621-7000 1971年10月製造
Regular price ¥132,000 JPYRegular priceUnit price / per -
Vintage Seiko LORD MARVEL 36000 5740-8000 1975年7月製造
Regular price ¥110,000 JPYRegular priceUnit price / per -
Vintage King Seiko 5621-7000 1970年1月製造
Regular price ¥132,000 JPYRegular priceUnit price / per
Blog
-
AHLEM Sacre Cour アーレム サクレクール
AHLEMの大きめフレームSacre Cour。初めて見た時は『とてもじゃないけれど自分には掛けこなせない...』というのが第一印象でした。が、掛けて鏡の前で15秒ほど経つと、不思議と見慣れて『あれ、やっぱりなんかいいぞ!』となり(笑)、取り扱いを決めました。 お客様にも店頭でお試し頂くと、私と同じように最初は違和感を持たれますが、だんだんと慣れて『あれ、やっぱりいいですね!』と言われる方がほとんどです。 AHLEM以外では絶対にない蝶々のような形。掛けるととても華やかに、ドラマチックな印象になります。シンプルなスタイリングのアクセントにもなるので、Tシャツ、デニムにさらりと掛けても◎ フレームやテンプルには、マルテレと呼ばれる技法が使われています。マルテレとは、熟練の職人がハンドハンマーで叩きながら模様付けをしていくというもの。複雑で手間のかかるこの技法により、光が複雑に反射し、フレームがジュエリーのように輝きます。 Sacre Courは、Grey Gold、Champagne、Peony Goldの3色の取り扱いです。Grey goldは廃盤が決まっており、店頭在庫で最後となりますので、気になる方はお早めに。在庫状況は、LINEにて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください! Grey gold Champagne Peony Gold
AHLEM Sacre Cour アーレム サクレクール
AHLEMの大きめフレームSacre Cour。初めて見た時は『とてもじゃないけれど自分には掛けこなせない...』というのが第一印象でした。が、掛けて鏡の前で15秒ほど経つと、不思議と見慣れて『あれ、やっぱりなんかいいぞ!』となり(笑)、取り扱いを決めました。 お客様にも店頭でお試し頂くと、私と同じように最初は違和感を持たれますが、だんだんと慣れて『あれ、やっぱりいいですね!』と言われる方がほとんどです。 AHLEM以外では絶対にない蝶々のような形。掛けるととても華やかに、ドラマチックな印象になります。シンプルなスタイリングのアクセントにもなるので、Tシャツ、デニムにさらりと掛けても◎ フレームやテンプルには、マルテレと呼ばれる技法が使われています。マルテレとは、熟練の職人がハンドハンマーで叩きながら模様付けをしていくというもの。複雑で手間のかかるこの技法により、光が複雑に反射し、フレームがジュエリーのように輝きます。 Sacre Courは、Grey Gold、Champagne、Peony Goldの3色の取り扱いです。Grey goldは廃盤が決まっており、店頭在庫で最後となりますので、気になる方はお早めに。在庫状況は、LINEにて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください! Grey gold Champagne Peony Gold
-
Lord Marvel 36000 / Vintage Seiko 5740-8000
これまで15年程、時計修理技師として様々な時計と向き合ってきましたが、ヴィンテージウォッチの中で、世界で一番モノづくりが良いと感じたのは、ヴィンテージセイコーのロードマーベル36000でした。 1967年〜1978年、SEIKOの高級ラインとして製造されていたロードマーベル36000。元々あったマーベルシリーズの一つとして誕生しました。 『ハイビートムーヴメントを初採用』 スイス製時計が高級、高性能の代名詞であった1960年代、SEIKOは"世界に挑戦する時計"として、ハイビートムーブメント(テンプといわれる部品が高速で振動する機構。この振動数が高いと時計の精度が上がる)を開発。 60年代後半には、精度(時を刻む正確さ)を争う世界コンクールで頂点に立ちました。それ以降、コンクールが廃止されたのは、日本製時計に脅威を感じたスイスが、自国ブランドの価値を守るためであったとも言われています。 このハイビートムーヴメントを日本で初めて採用した時計がロードマーベル36000でした。8振動以上をハイビートと呼びますが、ロードマーベル36000は10振動。テンプと呼ばれる部品が1秒間に10回振動、それを1時間に換算すると36000回。この数字がロードマーベル36000の名前の由来にもなっています。 『時計修理技師視点で感じる素晴らしさ』 ロードマーベル36000にはCal.5740というムーヴメントが採用されています。僕が時計修理技師として感じる素晴らしさは『丈夫に作った部品を極めてシンプルに組み上げている』ということです。 まず、部品の丈夫さというのは、素材である金属の質が大きく影響します。混ぜる金属の割合などによって、硬度や耐摩耗性は変わるため、設計が同じ歯車であったとしても、摩耗していくスピードは全く異なります。ロードマーベル36000は、歯車にしても、受け板(金属の板)一枚にしても、とても丈夫に作られています。 前述で、ロードマーベル36000はハイビートムーヴメントを採用していることをお伝えしましたが、時計は一般的に振動数が上がるのに比例して、部品への負担が大きくなり、摩耗しやすくなります。そのため、現代の時計でも10振動を採用している時計はごくわずかです。 これを前提とすると、ロードマーベル36000は摩耗しやすいムーヴメントに該当するはずですが、僕の修理経験上、そのようなことはほぼありませんでした。これもロードマーベル36000の丈夫さを確信させるエピソードの一つです。 よくネットで目にする『ハイビートは摩耗しやすく、壊れやすい』という情報は、一定正しいと思いますが、ハイビートの時計全てがイコールではないということは、お伝えしたいことです。 ロードマーベル36000を始め、僕がセレクトしているキングセイコーやグランドセイコーのモデルも、ハイビートでありながら摩耗が非常に少ないというのが実際のところです。 そしてシンプルな組み上げについて。 時計というのは、ムーヴメントによってそれぞれ構造が違います。"針を回す"というゴールは同じでも、そこまでのアプローチは本当に千差万別。 その中でもロードマーベル36000は、極めてシンプルに動力を伝える構造になっています。 これは僕の考えになりますが『可能な限り長い期間、時刻を正確に示し続ける』という時計の本質においては『丈夫な部品を極めてシンプルに組み上げる』というアプローチが最も正しいと思います。 結果的に、ロードマーベル36000は、50年以上経っていても、適したメンテナンスを行うことで、現代の一般的な機械式時計以上に、日差(機械式時計の1日における遅れ・進みの度合い)が少ないということも起きています。 『デザイン』 ロードマーベル36000のデザインは、シンプルなことが特徴の1つです。シンプルで普遍的なデザインは、飽きが来ないということや、様々なベルトに合わせやすいという良さがあります。 また、ケースサイズが34ミリと、現代のメンズサイズよりも少し小さめです。まだ海外の時計文化が入りきる前の時代ということもあり、日本人の体格に本質的に合ったサイズであり、ファッションにも取り入れやすいスタイルだと思います。 『ロードマーベル36000のラインナップ』 これまでお伝えしてきたことが、僕がご提案している『安心して永く楽しめるヴィンテージウォッチ』のラインナップに、ロードマーベル36000を入れた理由でもあります。最後にそのラインナップをご紹介したいと思います。マットブラックのモデルについては、ウチムラのオリジナルカスタムです。...
Lord Marvel 36000 / Vintage Seiko 5740-8000
これまで15年程、時計修理技師として様々な時計と向き合ってきましたが、ヴィンテージウォッチの中で、世界で一番モノづくりが良いと感じたのは、ヴィンテージセイコーのロードマーベル36000でした。 1967年〜1978年、SEIKOの高級ラインとして製造されていたロードマーベル36000。元々あったマーベルシリーズの一つとして誕生しました。 『ハイビートムーヴメントを初採用』 スイス製時計が高級、高性能の代名詞であった1960年代、SEIKOは"世界に挑戦する時計"として、ハイビートムーブメント(テンプといわれる部品が高速で振動する機構。この振動数が高いと時計の精度が上がる)を開発。 60年代後半には、精度(時を刻む正確さ)を争う世界コンクールで頂点に立ちました。それ以降、コンクールが廃止されたのは、日本製時計に脅威を感じたスイスが、自国ブランドの価値を守るためであったとも言われています。 このハイビートムーヴメントを日本で初めて採用した時計がロードマーベル36000でした。8振動以上をハイビートと呼びますが、ロードマーベル36000は10振動。テンプと呼ばれる部品が1秒間に10回振動、それを1時間に換算すると36000回。この数字がロードマーベル36000の名前の由来にもなっています。 『時計修理技師視点で感じる素晴らしさ』 ロードマーベル36000にはCal.5740というムーヴメントが採用されています。僕が時計修理技師として感じる素晴らしさは『丈夫に作った部品を極めてシンプルに組み上げている』ということです。 まず、部品の丈夫さというのは、素材である金属の質が大きく影響します。混ぜる金属の割合などによって、硬度や耐摩耗性は変わるため、設計が同じ歯車であったとしても、摩耗していくスピードは全く異なります。ロードマーベル36000は、歯車にしても、受け板(金属の板)一枚にしても、とても丈夫に作られています。 前述で、ロードマーベル36000はハイビートムーヴメントを採用していることをお伝えしましたが、時計は一般的に振動数が上がるのに比例して、部品への負担が大きくなり、摩耗しやすくなります。そのため、現代の時計でも10振動を採用している時計はごくわずかです。 これを前提とすると、ロードマーベル36000は摩耗しやすいムーヴメントに該当するはずですが、僕の修理経験上、そのようなことはほぼありませんでした。これもロードマーベル36000の丈夫さを確信させるエピソードの一つです。 よくネットで目にする『ハイビートは摩耗しやすく、壊れやすい』という情報は、一定正しいと思いますが、ハイビートの時計全てがイコールではないということは、お伝えしたいことです。 ロードマーベル36000を始め、僕がセレクトしているキングセイコーやグランドセイコーのモデルも、ハイビートでありながら摩耗が非常に少ないというのが実際のところです。 そしてシンプルな組み上げについて。 時計というのは、ムーヴメントによってそれぞれ構造が違います。"針を回す"というゴールは同じでも、そこまでのアプローチは本当に千差万別。 その中でもロードマーベル36000は、極めてシンプルに動力を伝える構造になっています。 これは僕の考えになりますが『可能な限り長い期間、時刻を正確に示し続ける』という時計の本質においては『丈夫な部品を極めてシンプルに組み上げる』というアプローチが最も正しいと思います。 結果的に、ロードマーベル36000は、50年以上経っていても、適したメンテナンスを行うことで、現代の一般的な機械式時計以上に、日差(機械式時計の1日における遅れ・進みの度合い)が少ないということも起きています。 『デザイン』 ロードマーベル36000のデザインは、シンプルなことが特徴の1つです。シンプルで普遍的なデザインは、飽きが来ないということや、様々なベルトに合わせやすいという良さがあります。 また、ケースサイズが34ミリと、現代のメンズサイズよりも少し小さめです。まだ海外の時計文化が入りきる前の時代ということもあり、日本人の体格に本質的に合ったサイズであり、ファッションにも取り入れやすいスタイルだと思います。 『ロードマーベル36000のラインナップ』 これまでお伝えしてきたことが、僕がご提案している『安心して永く楽しめるヴィンテージウォッチ』のラインナップに、ロードマーベル36000を入れた理由でもあります。最後にそのラインナップをご紹介したいと思います。マットブラックのモデルについては、ウチムラのオリジナルカスタムです。...
-
眼鏡の魅力を探る座談会、後編 —— Globe Specs 服部さん × çanoma 渡辺さ...
3. スタイリングにおけるメガネの役割とは? MIKI お二人とも、ファッションやライフスタイルにこだわりをお持ちだと思いますが、メガネはご自身の中でどんな位置づけとか、役割になっていますか? 服部 僕の場合は、営業の場面では、相手に合わせて選ぶことが多いですね。仕事モードで「今日はこういう方に会うからこのメガネにしよう」と考えることがやはり多いかもしれません。 MIKI 私も同じような感覚があります。「今日はこんな雰囲気のお客様がいらっしゃるから、これにしてみようかな」とか。やはり仕事柄、相手のことも意識して選ぶことが多いですね。 渡辺 私はどちらかというと、ピュアな消費者としてメガネを見ているかもしれません。自分にとっては主役というより調整役のような存在です。足元と同じように、外したり整えたりすることで全体のバランスを取っています。 服部 それ、すごく共感できます! 渡辺 私はメガネの接客はしませんが、店頭に立つ機会は多いので、その時はブランドを立てる意味でも、あまり自分が目立ちすぎないように意識しています。たとえば、今日のような黒のセットアップや、スーツっぽいスタイルなど、落ち着いた服装を選ぶことが多いです。 ただ、足元やメガネはあえて“ハズす”。もちろん毎回そうするわけではなく、逆にラフな格好のときにはクラシックなメガネをかけたり、きちんとした装いのときには、それにふさわしい、例えばヒルトンクラシックのようなメガネを選んだり。そのバランスの取り方が自分の中では自然になっているんです。 服部 そういうスタイルは、最近になってからですか? それとも前から? 渡辺 わりと前からですね。見た目の話に加えて、僕は香水でも同じような『バランス調整』をしています。 以前、スーツを着てネクタイを締めていたような仕事の時は、見た目がきちんとしている分、香りだけはちょっとニッチなものを使ったりしていました。今は革靴を履くことも少なくなったので、足元・メガネ・香りの3つで自分らしさを整えている感覚です。 MIKI とても面白いお話ですね! 渡辺 それに、メガネってアイコンとして使うことも出来ると思うんです。例えば、南海キャンディーズの山ちゃんのように、この人といえばこのメガネという印象をつくれる。香水も同じで、毎日同じ香りをまとって、その人らしさになるような。 私は、服はある程度ニュートラルにして、足元とメガネで印象を変えるスタイルが好きなんです。特に店頭に立つようなとき、毎回全身をコーディネートし直すのは大変ですよね。そんな時はセットアップを基本にして、足元とメガネでハズしをつくる。そうやって選んでいくと、結果としてスニーカーとメガネの数がどんどん増えていってしまうんです(笑) 服部 なるほど〜、そこがどんどん増えていくんですね。 渡辺...
眼鏡の魅力を探る座談会、後編 —— Globe Specs 服部さん × çanoma 渡辺さ...
3. スタイリングにおけるメガネの役割とは? MIKI お二人とも、ファッションやライフスタイルにこだわりをお持ちだと思いますが、メガネはご自身の中でどんな位置づけとか、役割になっていますか? 服部 僕の場合は、営業の場面では、相手に合わせて選ぶことが多いですね。仕事モードで「今日はこういう方に会うからこのメガネにしよう」と考えることがやはり多いかもしれません。 MIKI 私も同じような感覚があります。「今日はこんな雰囲気のお客様がいらっしゃるから、これにしてみようかな」とか。やはり仕事柄、相手のことも意識して選ぶことが多いですね。 渡辺 私はどちらかというと、ピュアな消費者としてメガネを見ているかもしれません。自分にとっては主役というより調整役のような存在です。足元と同じように、外したり整えたりすることで全体のバランスを取っています。 服部 それ、すごく共感できます! 渡辺 私はメガネの接客はしませんが、店頭に立つ機会は多いので、その時はブランドを立てる意味でも、あまり自分が目立ちすぎないように意識しています。たとえば、今日のような黒のセットアップや、スーツっぽいスタイルなど、落ち着いた服装を選ぶことが多いです。 ただ、足元やメガネはあえて“ハズす”。もちろん毎回そうするわけではなく、逆にラフな格好のときにはクラシックなメガネをかけたり、きちんとした装いのときには、それにふさわしい、例えばヒルトンクラシックのようなメガネを選んだり。そのバランスの取り方が自分の中では自然になっているんです。 服部 そういうスタイルは、最近になってからですか? それとも前から? 渡辺 わりと前からですね。見た目の話に加えて、僕は香水でも同じような『バランス調整』をしています。 以前、スーツを着てネクタイを締めていたような仕事の時は、見た目がきちんとしている分、香りだけはちょっとニッチなものを使ったりしていました。今は革靴を履くことも少なくなったので、足元・メガネ・香りの3つで自分らしさを整えている感覚です。 MIKI とても面白いお話ですね! 渡辺 それに、メガネってアイコンとして使うことも出来ると思うんです。例えば、南海キャンディーズの山ちゃんのように、この人といえばこのメガネという印象をつくれる。香水も同じで、毎日同じ香りをまとって、その人らしさになるような。 私は、服はある程度ニュートラルにして、足元とメガネで印象を変えるスタイルが好きなんです。特に店頭に立つようなとき、毎回全身をコーディネートし直すのは大変ですよね。そんな時はセットアップを基本にして、足元とメガネでハズしをつくる。そうやって選んでいくと、結果としてスニーカーとメガネの数がどんどん増えていってしまうんです(笑) 服部 なるほど〜、そこがどんどん増えていくんですね。 渡辺...
-
眼鏡の魅力を探る座談会、前編 —— Globe Specs 服部さん × çanoma 渡辺さ...
内村眼鏡店の三代目として、眼鏡業界に携わり約4年。 それまで全く異なる業界を経験してきたからこそ気づけること、出来ることもあると感じています。 その一方で、メガネというプロダクトや業界と向き合う中で、もっと深い部分にある魅力を知りたい、そんな好奇心も常にあります。 そこで今回は、メガネに造詣が深いお二人をお招きし、 座談会を開催させていただきました。 お一人目は、眼鏡業界の生き字引ともいえる存在、グローブスペックスの服部さん。 お二人目は、ご自身の香水ブランドçanoma(サノマ)のクリエイティブディレクターであり、眼鏡愛好家でもある渡辺さん。 それぞれの視点で語られるメガネの魅力とは… メガネにまつわる価値観や選び方、スタイリングとの関係、さらには香水と眼鏡の意外な共通点についてまで、 深く掘り下げていきます! 今回の座談会が、皆さまにとっても新たな発見や視点の広がりになれば幸いです。 1. お二人にとって、メガネの魅力とは? MIKI まず、お二人がメガネに惹かれたきっかけを教えてください。では、服部さんからお願いします。 服部さん (以下、敬称略) 僕の場合、始まりはネガティブなものでした。眼の病気が原因でメガネを作らなければならなくなったんです。 当時は、今のように選べる眼鏡屋さんがほとんどなかったので、自分で情報を集めて、原宿にあるお店で、きちんと検査をして作ってもらいました。でも、その仕上がりがとても残念で…すごくショックを受けましたね。 それから納得のいく眼鏡屋さんを探し続けたのですが、なかなか見つからない…当時、メガネはファッションという概念もほとんどありませんでしたから。でも、諦めきれなかったんです。 ちょうどその頃、BEAMSがスタートしたばかりで、原宿の店舗によく遊びに行っていました。その頃の店長は今やアパレル業界の重鎮である栗野さんで、毎回すごく楽しかったんです。 そんな時にたまたま『Craftsmanship』という眼鏡屋さんに出会って。場所は、今ユナイテッドアローズ本店があるあたりのビルの3階かな。 「これはすごい!」と思いましたね。僕、昔から勘が鋭いんですよ(笑) そのお店で接客していたのが、現在の白山眼鏡店の社長・将視さんだったんです。当時はお一人でやられていましたが、その世界観に圧倒されました。僕はそこからファッションとしてのメガネへの関心が一気に高まりました。 渡辺さん (以下、敬称略) すごいお話ですね〜。ちなみに、それはいつ頃ですか? 服部 1982年くらいだったと思います。実はそのお店、わずか2年程しか存在しなかった、幻のようなショップなんですよ!...
眼鏡の魅力を探る座談会、前編 —— Globe Specs 服部さん × çanoma 渡辺さ...
内村眼鏡店の三代目として、眼鏡業界に携わり約4年。 それまで全く異なる業界を経験してきたからこそ気づけること、出来ることもあると感じています。 その一方で、メガネというプロダクトや業界と向き合う中で、もっと深い部分にある魅力を知りたい、そんな好奇心も常にあります。 そこで今回は、メガネに造詣が深いお二人をお招きし、 座談会を開催させていただきました。 お一人目は、眼鏡業界の生き字引ともいえる存在、グローブスペックスの服部さん。 お二人目は、ご自身の香水ブランドçanoma(サノマ)のクリエイティブディレクターであり、眼鏡愛好家でもある渡辺さん。 それぞれの視点で語られるメガネの魅力とは… メガネにまつわる価値観や選び方、スタイリングとの関係、さらには香水と眼鏡の意外な共通点についてまで、 深く掘り下げていきます! 今回の座談会が、皆さまにとっても新たな発見や視点の広がりになれば幸いです。 1. お二人にとって、メガネの魅力とは? MIKI まず、お二人がメガネに惹かれたきっかけを教えてください。では、服部さんからお願いします。 服部さん (以下、敬称略) 僕の場合、始まりはネガティブなものでした。眼の病気が原因でメガネを作らなければならなくなったんです。 当時は、今のように選べる眼鏡屋さんがほとんどなかったので、自分で情報を集めて、原宿にあるお店で、きちんと検査をして作ってもらいました。でも、その仕上がりがとても残念で…すごくショックを受けましたね。 それから納得のいく眼鏡屋さんを探し続けたのですが、なかなか見つからない…当時、メガネはファッションという概念もほとんどありませんでしたから。でも、諦めきれなかったんです。 ちょうどその頃、BEAMSがスタートしたばかりで、原宿の店舗によく遊びに行っていました。その頃の店長は今やアパレル業界の重鎮である栗野さんで、毎回すごく楽しかったんです。 そんな時にたまたま『Craftsmanship』という眼鏡屋さんに出会って。場所は、今ユナイテッドアローズ本店があるあたりのビルの3階かな。 「これはすごい!」と思いましたね。僕、昔から勘が鋭いんですよ(笑) そのお店で接客していたのが、現在の白山眼鏡店の社長・将視さんだったんです。当時はお一人でやられていましたが、その世界観に圧倒されました。僕はそこからファッションとしてのメガネへの関心が一気に高まりました。 渡辺さん (以下、敬称略) すごいお話ですね〜。ちなみに、それはいつ頃ですか? 服部 1982年くらいだったと思います。実はそのお店、わずか2年程しか存在しなかった、幻のようなショップなんですよ!...

Shop
It will be reopened on May 1, 2024 at Daikanzaka, Motomachi, Yokohama.
Address
2-112-13 Motomachi, Naka-ku, Yokohama, 231-0861
5 minutes walk from Exit 5 (Motomachi Exit) of Motomachi-Chukagai Station on the Minatomirai Line. If you are coming by car, please use the nearby paid parking lot.
Tel: 045-263-8995
Open: 12:00 - 19:00
Close: First Monday of every month/Every Tuesday