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Vintage Watch 説明書・保証書
この度はVintage Watch をご購入いただき、ありがとうございます。時計修理技師の私としては、ご購入いただいてからがスタートだと思っております。これから永くお楽しみいただくための、お手伝いが出来ればと思っておりますので、お使いの中で何かございましたら、いつでもご相談下さい。 また、どれだけ素晴らしいモノづくりの時計でも、メンテナンスを欠かしては、永くお使いいたくことが難しくなります。ぜひ、4年に一度のオーバーホールを心掛けていただければ幸いです。 時計修理技師 内村 太郎 『Vintage Watch について』 ・当時のディテールや雰囲気を崩さない範囲で、磨き上げ作業を行っております。綺麗なお品物を心掛けてはおりますが、40年以上経った時計ですので、多少のスレや小傷などには、ご理解をお願い致します。時計のこれまでのストーリーと感じていただければ幸いです。 ・ヴィンテージウォッチは、現代の時計程の精度を保つ機構が備わっておらず(主に機械式時計について)、また年数の経過もあるため、1日の精度の多少の誤差(日差)は許容範囲とされております。当店のヴィンテージウォッチは、日差±15~30秒程度を整備後の基準としておりますが、使用環境によっても多少の変化がございます。 ・携帯電話やパソコン、スピーカーなど、磁気(磁力)を帯びるものと"密着"させて置いてしまうと、磁気が時計に移ってしまい、不具合につながることがございます。あくまでも近づけすぎることが良くないということですので、装着したまま携帯電話やパソコンを使用することなどは全く問題ございません。 ・ヴィンテージウォッチに限らず、時計は水が大敵です。手を洗う際や急な雨、極端に汗をかく日などは、なるべく濡れないようにご注意いただくことで、確実に長持ちへとつながります。 『使用説明』 ・時刻合わせは、竜頭を1段(カレンダー付モデルの場合には2段)引き出して回して下さい。 〈カルティエマストタンクについて〉 ・カルティエマストタンクは、クォーツ(電池式)時計となりますので、電池が切れて止まるまで(1年半以上)は、そのままお使いいただいて問題ございません。当店でご購入のものにつきましては、電池交換を無料で承っております。その機会に内部状態のチェック等が出来ればと思っておりますので、ぜひご相談下さい。 ・カルティエのデザイン上、ケースにネジが多く使われております。そのため防水性は低いので、お水にはご注意下さい。 ・ 外装の金メッキの状態は、念入りにチェックをしておりますが、およそ40年経った時計ですので、通常使用でも稀にメッキ剥がれや、薄れ、極端な変色が起こる場合がございます。ご購入から1年以内であれば、保証にて再磨きや、再メッキを行わせていただきます。また保証期間後も、修理として承らせていただきますので、ご相談下さい。 ・クォーツ時計は、極端に温度が低い環境では、遅れや止まりなど、不具合が起きることがございます。保管場所として、冬場の出窓などは避けて保管をお願いいたします。...
Vintage Watch 説明書・保証書
この度はVintage Watch をご購入いただき、ありがとうございます。時計修理技師の私としては、ご購入いただいてからがスタートだと思っております。これから永くお楽しみいただくための、お手伝いが出来ればと思っておりますので、お使いの中で何かございましたら、いつでもご相談下さい。 また、どれだけ素晴らしいモノづくりの時計でも、メンテナンスを欠かしては、永くお使いいたくことが難しくなります。ぜひ、4年に一度のオーバーホールを心掛けていただければ幸いです。 時計修理技師 内村 太郎 『Vintage Watch について』 ・当時のディテールや雰囲気を崩さない範囲で、磨き上げ作業を行っております。綺麗なお品物を心掛けてはおりますが、40年以上経った時計ですので、多少のスレや小傷などには、ご理解をお願い致します。時計のこれまでのストーリーと感じていただければ幸いです。 ・ヴィンテージウォッチは、現代の時計程の精度を保つ機構が備わっておらず(主に機械式時計について)、また年数の経過もあるため、1日の精度の多少の誤差(日差)は許容範囲とされております。当店のヴィンテージウォッチは、日差±15~30秒程度を整備後の基準としておりますが、使用環境によっても多少の変化がございます。 ・携帯電話やパソコン、スピーカーなど、磁気(磁力)を帯びるものと"密着"させて置いてしまうと、磁気が時計に移ってしまい、不具合につながることがございます。あくまでも近づけすぎることが良くないということですので、装着したまま携帯電話やパソコンを使用することなどは全く問題ございません。 ・ヴィンテージウォッチに限らず、時計は水が大敵です。手を洗う際や急な雨、極端に汗をかく日などは、なるべく濡れないようにご注意いただくことで、確実に長持ちへとつながります。 『使用説明』 ・時刻合わせは、竜頭を1段(カレンダー付モデルの場合には2段)引き出して回して下さい。 〈カルティエマストタンクについて〉 ・カルティエマストタンクは、クォーツ(電池式)時計となりますので、電池が切れて止まるまで(1年半以上)は、そのままお使いいただいて問題ございません。当店でご購入のものにつきましては、電池交換を無料で承っております。その機会に内部状態のチェック等が出来ればと思っておりますので、ぜひご相談下さい。 ・カルティエのデザイン上、ケースにネジが多く使われております。そのため防水性は低いので、お水にはご注意下さい。 ・ 外装の金メッキの状態は、念入りにチェックをしておりますが、およそ40年経った時計ですので、通常使用でも稀にメッキ剥がれや、薄れ、極端な変色が起こる場合がございます。ご購入から1年以内であれば、保証にて再磨きや、再メッキを行わせていただきます。また保証期間後も、修理として承らせていただきますので、ご相談下さい。 ・クォーツ時計は、極端に温度が低い環境では、遅れや止まりなど、不具合が起きることがございます。保管場所として、冬場の出窓などは避けて保管をお願いいたします。...
EYEVAN 7285 Launch Event 1/11(土)-2/2(日)
新たにセレクトしたブランド「EYEVAN7285」。ローンチイベントを横浜・元町の店舗にて、1/11(土)-2/2(日)の期間開催します! EYEVAN7285とは 「着る眼鏡」をコンセプトに、1972年にスタートしたEYEVAN。そのブランドラインの一つとして、EYEVAN7285は誕生しました。ブランド名の数字"7285"は、EYEVANの誕生年と、世界進出を果たした1985年、その記念すべき2つの年を表しています。 『EYEVAN』と『EYEVAN7285』の違い 当店でも以前から取り扱いのあるEYEVAN。私達の中で、EYEVANは"超ベーシックなモノづくりが素晴らしいメガネ"で、クセがなく、多くの方に馴染むモデルが多数あります。初めていいメガネを作りたいという方や、違和感なく馴染むメガネが欲しいという方に、特におすすめをしてきました。 EYEVANの名作 WEBB EYEVAN7285は、そこにテイストが加わり、モノづくりをさらに追求したメガネというところ。 デザインを起こす際は、これまでのメガネのアーカイブからはもちろんですが、建造物や小道具、自然物など、メガネ以外の物から得た着想を落とし込んでおり、クラシックやクール、エレガントなど、それぞれにわりとハッキリとしたテイストが感じられます。そのため、一見単なる美しいメガネに見えても、掛けると個性が際立つというのが魅力の一つです。 ありそうでない独特なフォルム モノづくりに関しても、細部に至る精密な作り込みは圧倒的で、その細かい作り込みの一つ一つが『いいメガネだなぁ…』と思わせる全体の独特な雰囲気を生み出していると思います。世界三大眼鏡産地である鯖江の中でも、特に高い技術を持つ限られた職人の手作業によって、丁寧に時間をかけて作り上げらるメガネは、"工業製品"というよりも"現代の工芸品"という言葉が近いかと思います。 ミリタリージャケットから着想を得た通称 "ミリタリー丁番" EYEVAN7285をセレクトした理由 一つは、細部に至る精密な作り込みです。 私達が好きな言葉『神は細部に宿る』。これはドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエ氏の言葉で、細かい部分までこだわり抜くことで、全体としての完成度が高まるという意義ですが、私達なりに、日々の仕事において、また店舗づくりの際にも、この言葉を強く意識してきました。 それはプロダクトに対しても同様で、細部に至る精密な作り込み、それによって生まれる全体の雰囲気の素晴らしさ、メガネブランドの中でも、そこが圧倒的に秀でたEYEVAN7285のセレクトは外せないことでした。 もう一つは、"物を見る道具"としてのクオリティの高さです。 見た目ではわからないことですが、使用されている金属パーツのしなやかさと、その使い方。また全てのモデルにクオリティの高いクリングスがついていること等、掛け心地も良いのが特徴です。 7285と彫られているクリングス。チタン製なので、デザインを邪魔せずスタイリッシュ ...
EYEVAN 7285 Launch Event 1/11(土)-2/2(日)
新たにセレクトしたブランド「EYEVAN7285」。ローンチイベントを横浜・元町の店舗にて、1/11(土)-2/2(日)の期間開催します! EYEVAN7285とは 「着る眼鏡」をコンセプトに、1972年にスタートしたEYEVAN。そのブランドラインの一つとして、EYEVAN7285は誕生しました。ブランド名の数字"7285"は、EYEVANの誕生年と、世界進出を果たした1985年、その記念すべき2つの年を表しています。 『EYEVAN』と『EYEVAN7285』の違い 当店でも以前から取り扱いのあるEYEVAN。私達の中で、EYEVANは"超ベーシックなモノづくりが素晴らしいメガネ"で、クセがなく、多くの方に馴染むモデルが多数あります。初めていいメガネを作りたいという方や、違和感なく馴染むメガネが欲しいという方に、特におすすめをしてきました。 EYEVANの名作 WEBB EYEVAN7285は、そこにテイストが加わり、モノづくりをさらに追求したメガネというところ。 デザインを起こす際は、これまでのメガネのアーカイブからはもちろんですが、建造物や小道具、自然物など、メガネ以外の物から得た着想を落とし込んでおり、クラシックやクール、エレガントなど、それぞれにわりとハッキリとしたテイストが感じられます。そのため、一見単なる美しいメガネに見えても、掛けると個性が際立つというのが魅力の一つです。 ありそうでない独特なフォルム モノづくりに関しても、細部に至る精密な作り込みは圧倒的で、その細かい作り込みの一つ一つが『いいメガネだなぁ…』と思わせる全体の独特な雰囲気を生み出していると思います。世界三大眼鏡産地である鯖江の中でも、特に高い技術を持つ限られた職人の手作業によって、丁寧に時間をかけて作り上げらるメガネは、"工業製品"というよりも"現代の工芸品"という言葉が近いかと思います。 ミリタリージャケットから着想を得た通称 "ミリタリー丁番" EYEVAN7285をセレクトした理由 一つは、細部に至る精密な作り込みです。 私達が好きな言葉『神は細部に宿る』。これはドイツの建築家ミース・ファン・デル・ローエ氏の言葉で、細かい部分までこだわり抜くことで、全体としての完成度が高まるという意義ですが、私達なりに、日々の仕事において、また店舗づくりの際にも、この言葉を強く意識してきました。 それはプロダクトに対しても同様で、細部に至る精密な作り込み、それによって生まれる全体の雰囲気の素晴らしさ、メガネブランドの中でも、そこが圧倒的に秀でたEYEVAN7285のセレクトは外せないことでした。 もう一つは、"物を見る道具"としてのクオリティの高さです。 見た目ではわからないことですが、使用されている金属パーツのしなやかさと、その使い方。また全てのモデルにクオリティの高いクリングスがついていること等、掛け心地も良いのが特徴です。 7285と彫られているクリングス。チタン製なので、デザインを邪魔せずスタイリッシュ ...
Vintage Watch Fair in YOKOHAMA
Vintage Watch Fair in YOKOHAMA 12月7日(土)~22日(日)、横浜元町の当店にてヴィンテージウォッチフェアを開催いたします。 横浜で創業80年、内村時計店の3代目として多くの時計修理に携わらせていただいた経験から『安心して永く楽しめる』をコンセプトに「丈夫なムーヴメントを使用している」「今後も修理可能な仕組み作りが出来る」等、時計修理技師ならではの視点から、永く愛着を持って楽しめるヴィンテージウォッチをセレクトしております。メンテナンスからご提案、アフタフォローまで、時計修理技師の私が一貫して行なっておりますので、安心してお楽しみいただけます。 Vintage Seiko、Cartier Must Tank、Ladies OMEGA、素晴らしいモノづくりのヴィンテージウォッチが並びます。ありがたいことに、大変ご好評いただいており、普段はなかなかラインナップが揃った状態でご覧いただける機会も少ないので、ぜひお楽しみいただければと思います。イベント期間中は、ベルトの特典もございます。 その他、詳細はInstagram (@tokei.taro) にてお知らせしております。 ※イベント前につき、Webサイトの在庫は一旦Sold Out になっております
Vintage Watch Fair in YOKOHAMA
Vintage Watch Fair in YOKOHAMA 12月7日(土)~22日(日)、横浜元町の当店にてヴィンテージウォッチフェアを開催いたします。 横浜で創業80年、内村時計店の3代目として多くの時計修理に携わらせていただいた経験から『安心して永く楽しめる』をコンセプトに「丈夫なムーヴメントを使用している」「今後も修理可能な仕組み作りが出来る」等、時計修理技師ならではの視点から、永く愛着を持って楽しめるヴィンテージウォッチをセレクトしております。メンテナンスからご提案、アフタフォローまで、時計修理技師の私が一貫して行なっておりますので、安心してお楽しみいただけます。 Vintage Seiko、Cartier Must Tank、Ladies OMEGA、素晴らしいモノづくりのヴィンテージウォッチが並びます。ありがたいことに、大変ご好評いただいており、普段はなかなかラインナップが揃った状態でご覧いただける機会も少ないので、ぜひお楽しみいただければと思います。イベント期間中は、ベルトの特典もございます。 その他、詳細はInstagram (@tokei.taro) にてお知らせしております。 ※イベント前につき、Webサイトの在庫は一旦Sold Out になっております
Cartier Must Tank Quartz
時計修理技師視点でセレクトするヴィンテージウォッチ、5年ぶりの新ラインナップ 「ヴィンテージウォッチが壊れてしまい、購入したお店でも直らなくて…」「何度修理しても、ヴィンテージウォッチは不具合が多くて…」 これまで時計修理技師として、そういったご相談を数多く受けてきた中で『もっと安心して楽しめるヴィンテージウォッチがあったら、すごく意義のあることなのではないか…』そんな想いをきっかけに5年前からスタートしたヴィンテージウォッチのご提案。 『安心して永く楽しめる』をコンセプトに、これまでの時計修理経験から"丈夫なムーヴメントが使用されている" "今後も修理が可能"など、時計修理技師ならではの視点からセレクトしています。 これまではヴィンテージセイコーと、レディースオメガのご提案でしたが、5年ぶりに新たにラインナップに加わるのは、カルティエのマストタンク。 セレクトしたのはマストタンクSM(27mm×20mm)とLM(30mm×23mm)サイズ。2つのサイズ差は縦横共におよそ3mm。ラグジュアリーで、アクセサリー要素の強い時計なので、この大きさの差であれば、サイズに関してはお好みで選んでいただいて良いかと思います。 女性はスタイルやお好みに応じてSMかLMを選ばれたり、男性はLMサイズを上品なスタイリングで付けこなしたり、ご夫婦やパートナーでLMを共有するということも…そんな楽しみ方の多いサイズ感だと思います。 クォーツ(電池式)のみをセレクトした理由 シリーズの中でも取り扱いはクォーツ(電池式時計)のみとなります。これまで多くのマストタンククォーツの修理を承ってきましたが、シンプルな構造が特徴で、一つ一つのパーツも丈夫なため、それゆえに故障の少ない丈夫なムーヴメントだと感じていました。また、今後の修理部品確保の仕組みづくりが僕の方で出来ると判断し、セレクトにいたりました。 マストタンクについては、手巻きの機械式モデルも存在します。あくまで僕の修理経験からの個人的見解ですが、永く楽しむという面(ムーヴメントの消耗具合など)では、機械式であればヴィンテージセイコーや、ヴィンテージレディースオメガに軍配が上がると感じたため、クォーツのみのセレクトになっております。 永久に使うことが出来るモノは存在しないわけですが、僕が携わっているヴィンテージウォッチというくくりの中において、出来る限り永く楽しめるという視点では、素晴らしいと感じるムーヴメントです。 カルティエの普遍的なデザイン ムーヴメントのクオリティの高さは、お話ししてきた通りですが、100年以上変わらずに愛されてきた普遍的なデザインも秀逸です。マストタンクはベルトの延長線上にダイヤル(文字盤)を収めるという、直線的で無駄のないデザインが特徴で、現代のファッションに合わせて楽しむという面でも、とても素晴らしい時計だと思います。 マストタンク、アイボリーローマン。こちらも100年以上変わらず愛されてきたカルティエウォッチのアイコンともいえる文字盤。ベルトによって、ラグジュアリーにも、カジュアルにも合わせられる一本です。 ベルトによる楽しみ シンプルな分、装着するベルトによって雰囲気を大きく変えられるのも、カルティエマストタンクの楽しみの一つだと思います。LMサイズについては、現代の一般的なベルトサイズで対応出来ますが、SMサイズについては特殊な幅で、現代では選択肢も少ないため、職人と特注でカルティエマストタンクSM専用ベルトを製作をいたしました。カルティエの純正尾錠も取り付けが出来ます。 SMケースからのラインの流れを切らないようフラットな形状に。職人が手縫いで仕上げているベルトですが、クラフト感を残しつつも、丁寧な仕上げで上質な雰囲気に仕上がっています。カラーバリエーションも、すごく素敵に仕上がったと感じています。 カルティエマストタンククォーツのメンテナンスについて どんなにモノづくりの素晴らしい時計であったとしても、メンテナンスをかかしては永く楽しむことは難しくなってきます。クォーツ時計も機械式と同じく歯車を使用していますし、防水性の面でも4年に一度のオーバーホールがとても大切です。 定期的なオーバーホールのハードルを少しでも下げられるよう、当店でご購入いただいたものについては、オーバーホール料金を通常のご依頼に比べてお安く設定しております。 また、クォーツはおよそ1年半に一度の電池交換が必要ですが、ご購入いただいたものについては無料で交換を承っております。ぜひご相談いただき、電池交換のタイミングを安心して楽しむための点検機会にしていただけたらと思います。 ※装着するベルトは、お選びいただけるようにしております(レザーの種類によっては、アップチャージをいただく物もございます) Cartier Must Tank...
Cartier Must Tank Quartz
時計修理技師視点でセレクトするヴィンテージウォッチ、5年ぶりの新ラインナップ 「ヴィンテージウォッチが壊れてしまい、購入したお店でも直らなくて…」「何度修理しても、ヴィンテージウォッチは不具合が多くて…」 これまで時計修理技師として、そういったご相談を数多く受けてきた中で『もっと安心して楽しめるヴィンテージウォッチがあったら、すごく意義のあることなのではないか…』そんな想いをきっかけに5年前からスタートしたヴィンテージウォッチのご提案。 『安心して永く楽しめる』をコンセプトに、これまでの時計修理経験から"丈夫なムーヴメントが使用されている" "今後も修理が可能"など、時計修理技師ならではの視点からセレクトしています。 これまではヴィンテージセイコーと、レディースオメガのご提案でしたが、5年ぶりに新たにラインナップに加わるのは、カルティエのマストタンク。 セレクトしたのはマストタンクSM(27mm×20mm)とLM(30mm×23mm)サイズ。2つのサイズ差は縦横共におよそ3mm。ラグジュアリーで、アクセサリー要素の強い時計なので、この大きさの差であれば、サイズに関してはお好みで選んでいただいて良いかと思います。 女性はスタイルやお好みに応じてSMかLMを選ばれたり、男性はLMサイズを上品なスタイリングで付けこなしたり、ご夫婦やパートナーでLMを共有するということも…そんな楽しみ方の多いサイズ感だと思います。 クォーツ(電池式)のみをセレクトした理由 シリーズの中でも取り扱いはクォーツ(電池式時計)のみとなります。これまで多くのマストタンククォーツの修理を承ってきましたが、シンプルな構造が特徴で、一つ一つのパーツも丈夫なため、それゆえに故障の少ない丈夫なムーヴメントだと感じていました。また、今後の修理部品確保の仕組みづくりが僕の方で出来ると判断し、セレクトにいたりました。 マストタンクについては、手巻きの機械式モデルも存在します。あくまで僕の修理経験からの個人的見解ですが、永く楽しむという面(ムーヴメントの消耗具合など)では、機械式であればヴィンテージセイコーや、ヴィンテージレディースオメガに軍配が上がると感じたため、クォーツのみのセレクトになっております。 永久に使うことが出来るモノは存在しないわけですが、僕が携わっているヴィンテージウォッチというくくりの中において、出来る限り永く楽しめるという視点では、素晴らしいと感じるムーヴメントです。 カルティエの普遍的なデザイン ムーヴメントのクオリティの高さは、お話ししてきた通りですが、100年以上変わらずに愛されてきた普遍的なデザインも秀逸です。マストタンクはベルトの延長線上にダイヤル(文字盤)を収めるという、直線的で無駄のないデザインが特徴で、現代のファッションに合わせて楽しむという面でも、とても素晴らしい時計だと思います。 マストタンク、アイボリーローマン。こちらも100年以上変わらず愛されてきたカルティエウォッチのアイコンともいえる文字盤。ベルトによって、ラグジュアリーにも、カジュアルにも合わせられる一本です。 ベルトによる楽しみ シンプルな分、装着するベルトによって雰囲気を大きく変えられるのも、カルティエマストタンクの楽しみの一つだと思います。LMサイズについては、現代の一般的なベルトサイズで対応出来ますが、SMサイズについては特殊な幅で、現代では選択肢も少ないため、職人と特注でカルティエマストタンクSM専用ベルトを製作をいたしました。カルティエの純正尾錠も取り付けが出来ます。 SMケースからのラインの流れを切らないようフラットな形状に。職人が手縫いで仕上げているベルトですが、クラフト感を残しつつも、丁寧な仕上げで上質な雰囲気に仕上がっています。カラーバリエーションも、すごく素敵に仕上がったと感じています。 カルティエマストタンククォーツのメンテナンスについて どんなにモノづくりの素晴らしい時計であったとしても、メンテナンスをかかしては永く楽しむことは難しくなってきます。クォーツ時計も機械式と同じく歯車を使用していますし、防水性の面でも4年に一度のオーバーホールがとても大切です。 定期的なオーバーホールのハードルを少しでも下げられるよう、当店でご購入いただいたものについては、オーバーホール料金を通常のご依頼に比べてお安く設定しております。 また、クォーツはおよそ1年半に一度の電池交換が必要ですが、ご購入いただいたものについては無料で交換を承っております。ぜひご相談いただき、電池交換のタイミングを安心して楽しむための点検機会にしていただけたらと思います。 ※装着するベルトは、お選びいただけるようにしております(レザーの種類によっては、アップチャージをいただく物もございます) Cartier Must Tank...
About vision tests
Sometimes customers ask us if we can test their eyesight at our store, but since we are an eyeglass store, of course we can. In order to ensure that you...
About vision tests
Sometimes customers ask us if we can test their eyesight at our store, but since we are an eyeglass store, of course we can. In order to ensure that you...
AHLEMに惹かれて
今年の5月、横浜・元町への移転に伴い、新しく取り扱いを始めたメガネブランド「AHLEM」。インスタグラムの投稿では、展開モデルのご紹介をしておりますが、どういうブランドなのか、ウチムラで扱うことになった背景等、ちゃんとお伝えできていなかったので、今回ブログにまとめています。是非最後までご覧頂けると嬉しいです! AHLEMとはどんなブランドか 2013年にAhlem Manai Platt(アーレム・マナイ・プラット)さんが、パリとLAを拠点に立ち上げたブランドです。製造は、世界眼鏡三大産地である、フランスのジュラ地方にて、職人さんの手作業によって生産されています。20世紀初頭のバウハウスムーブメントに強く影響を受けており、美しいフレームライン、シンプルなデザインのなかに、さりげなくあしらわれた繊細なディティールは、パリで生まれ育ちファッション業界出身のアーレムさんならでは。 Ahlem Manai Plattさん AHLEMとの出会い 私がAHLEMと出会ったのは、数年前のこと。元々全く違う業界で働いていたので、どういうメガネブランドがあるのかを勉強していく中で知ったブランドでした。また、メガネは人の印象を大きく左右する重要なアイテムのため、もっと自分のスタイルに合うものはないだろうか、と探していたところでした。そんな時に出会ったブランドがAHLEMです。 AHLEMのアイコンモデルのFOX型Place Mireille (ミレイユ)を初めて見た時「なんて素敵なメガネなんだろう!実際に試着してみたい!!」と思い、都内のとあるメガネ屋さんへ。 AHLEMのアイコンモデル Place Mireille 初めて手にしたAHLEMは、どれもメガネというより、ジュエリーやアクセサリーのような華やかさがあって、これまで見たメガネとは全然違う雰囲気に衝撃を受けました。 夫には、「AHLEMのFOX型を買いに行ってきます!!」と宣言をして行ったのですが、他にも素敵なフレームが沢山ありすぎて、散々迷った挙句、当初の目的とは違う小ぶりのクラウンパントMonceau(モンソー)を購入(笑)これが、初めて購入したAHLEMでした。 私が初めて購入したAhlem "Moncau" AHLEMを取り扱いに至った経緯 AHLEMの単なるファンだった当時、まさか自分のお店でAHLEMを扱えるとは、夢にも思っていませんでした。...
AHLEMに惹かれて
今年の5月、横浜・元町への移転に伴い、新しく取り扱いを始めたメガネブランド「AHLEM」。インスタグラムの投稿では、展開モデルのご紹介をしておりますが、どういうブランドなのか、ウチムラで扱うことになった背景等、ちゃんとお伝えできていなかったので、今回ブログにまとめています。是非最後までご覧頂けると嬉しいです! AHLEMとはどんなブランドか 2013年にAhlem Manai Platt(アーレム・マナイ・プラット)さんが、パリとLAを拠点に立ち上げたブランドです。製造は、世界眼鏡三大産地である、フランスのジュラ地方にて、職人さんの手作業によって生産されています。20世紀初頭のバウハウスムーブメントに強く影響を受けており、美しいフレームライン、シンプルなデザインのなかに、さりげなくあしらわれた繊細なディティールは、パリで生まれ育ちファッション業界出身のアーレムさんならでは。 Ahlem Manai Plattさん AHLEMとの出会い 私がAHLEMと出会ったのは、数年前のこと。元々全く違う業界で働いていたので、どういうメガネブランドがあるのかを勉強していく中で知ったブランドでした。また、メガネは人の印象を大きく左右する重要なアイテムのため、もっと自分のスタイルに合うものはないだろうか、と探していたところでした。そんな時に出会ったブランドがAHLEMです。 AHLEMのアイコンモデルのFOX型Place Mireille (ミレイユ)を初めて見た時「なんて素敵なメガネなんだろう!実際に試着してみたい!!」と思い、都内のとあるメガネ屋さんへ。 AHLEMのアイコンモデル Place Mireille 初めて手にしたAHLEMは、どれもメガネというより、ジュエリーやアクセサリーのような華やかさがあって、これまで見たメガネとは全然違う雰囲気に衝撃を受けました。 夫には、「AHLEMのFOX型を買いに行ってきます!!」と宣言をして行ったのですが、他にも素敵なフレームが沢山ありすぎて、散々迷った挙句、当初の目的とは違う小ぶりのクラウンパントMonceau(モンソー)を購入(笑)これが、初めて購入したAHLEMでした。 私が初めて購入したAhlem "Moncau" AHLEMを取り扱いに至った経緯 AHLEMの単なるファンだった当時、まさか自分のお店でAHLEMを扱えるとは、夢にも思っていませんでした。...