Miki's 小話 #02 『初めての海外』

Miki's 小話 #02 『初めての海外』

私はこれまで27カ国を訪れましたが、初めての海外は、18歳の時に行った中国。

田舎育ちで、中高はテニスに明け暮れ、海外とは無縁の生活をしていたので、海外デビューは遅めです。

『大学生になったら、絶対に海外に行くんだ!✨』と張り切っていたところ、さっそく1年生の夏休みにバイトの先輩から「NGOの活動で中国に行くけど、来る?」と声をかけられ、二つ返事で初海外が決まりました。

「NGOの活動とかちょっとカッコいいし! 海外にも行けるし!」という感じで、あまり深く考えずに渡航を決めたのですが、内容としてはハンセン病患者の隔離村で中国の大学生とワークキャンプをするという、初海外にしてはディープな経験でした。

ハンセン病隔離村があるのは、広州から電車で8時間ほどのところにある潮州という街。

20年前のかすかな記憶からの潮州のイメージ

20年前の潮州は発展途上で、日本人が来ることも珍しかったのか、バスから降りると現地の人たちに囲まれ、めちゃくちゃ怖い思いをしたことを今でもよく覚えています……。

滞在先は、隔離されるような場所なので街からも随分と離れていて、シャワーのお湯も出ないし、寝る場所も小屋の中にある木の板の上。持参した断熱シートを敷いて、みんなで雑魚寝するという、日本では考えられない環境でした。そこで、屋根を修繕したり、草むしりをしたり、患者の方々の住まいを整えるお手伝いをしました。

ハンセン病については、東京・青梅にある資料館で事前に予習をしました。実際に村の方々にお会いしてみると、病気の影響で身体が不自由な部分はありますが、皆さん本当によいおじいちゃん、おばあちゃんという感じで、言葉は通じないけれど、お菓子をくれたり、ご飯をご馳走してくれたりと、とてもよくしてくださいました。

その一方で、滞在終盤、村長から「ボランティアで来てくれているんじゃなければ、日本人のことは嫌いだし、殺したいくらいだ」と言われ、衝撃を受けました。さらに中国の大学生からも「日本人は意外にも良い人たちで、印象が変わった」と言われ、歴史的な背景から日本に対して悪い印象を持っているということを初めて肌で感じ、"外から見た日本の見え方"を初めて意識させられました。

当時の私は、カタコトの英語しか話せなかったので、伝えたいこともうまく伝えられず、とてももどかしい思いをしました。中国の大学生からは『学校で6年間も英語を勉強しているのに、なんでそれしか話せないんだ!』とバカにされ(笑)、使える英語を身につけたいと決意したのでした😂

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