1967〜1978年、SEIKOの高級ラインとして販売されていたモデル。

スイス製時計が高級・高性能の代名詞であった1960年代、SEIKOは"世界に挑戦する時計"として、高精度10振動ムーブメント(テンプという部品が１秒間に10回振動。1時間で36000回振動。この振動数が高いと精度が上がる)を開発。

時計の精度を争う世界コンクールでは1位を獲得し、世界の頂点に立ちました。それ以降、コンクールが廃止されたのは、日本製時計のクオリティの高さを脅威に感じたスイスが、自国時計のブランド価値を守るためであったとも言われています。

 その10振動ムーブメントを日本で初めて採用したのがロードマーベル36000。一般的に時計は振動数が上がるのに比例して、ムーブメントへの負担も上がりますが、僕が修理してきた経験からすると、ロードマーベル36000は使用されている金属自体の質の高さや、設計の高さにより消耗が少ないため、50年経った今でもしっかりとメンテナンスをしてあげることで、今後も永くお使いいただけるヴィンテージウォッチとなります。

シンプルながらも、本質的で完成されたデザインは、様々なベルトにも合わせやすく、ファッションとして幅広く楽しめる時計だと思います。

■商品詳細
・Color: Silver
・Size: 34mm