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Vintage Seiko LORD MARVEL 36000 5740-8000 1968年3月製造
通常価格 ¥110,000 JPY通常価格単価 / あたり -
Vintage Seiko LORD MARVEL 36000 5740-8000 1977年10月製造
通常価格 ¥110,000 JPY通常価格単価 / あたり -
Vintage King Seiko 5621-7000 1971年10月製造
通常価格 ¥132,000 JPY通常価格単価 / あたり -
Vintage King Seiko 5621-7000 1970年1月製造
通常価格 ¥132,000 JPY通常価格単価 / あたり
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メガネ職人・澤口さんによるオーダーメイドメガネの受注会
5月24(土)25日(日)、ウチムラにて、メガネ職人・澤口さんによるオーダーメイドメガネの受注会を開催いたします。 メガネづくりというと、一大産地である鯖江が有名ですが、鯖江の職人であっても、メガネの製造は主に分業制で、機械を使用しての製造がほとんどです。 これに対し澤口さんは、全工程を一人で行っており、その多くを手作業が占めています。全工程を一人で行うことで、工程をまたぐ際に起きるひずみは小さくなり、より精度の高いメガネとなります。 また、手仕事だからこそ出来る曲面や稜線、美しい艶にこだわっておられ、丁寧な手仕事の積み重ねによって生み出されるメガネは、他にない雰囲気を纏った、とても美しいモノとなります。 多くの時間と手間を要することもあり、このようなスタイルのメガネ職人は、現在日本でも数人しか存在しません。 澤口さんとの出会い 私達が澤口さんと最初に出会ったのは、およそ4年前。夫が友人から「埼玉にオーダーメイドで、メガネ作りをやっている職人さんがいるんだよ」と聞き、お邪魔してみることに。 業界は違えど、同じ『職人』である夫は、澤口さんの丁寧な仕事ぶりに感銘を受け、その場でオーダー。それからは、いちユーザとして澤口さんのメガネを楽しんでいました。 夫に続き、昨年、私もついに澤口眼鏡舎さんへ!澤口さんとお話をしながら、形や生地を選んでいきます。 普段からたくさんの眼鏡を見ているので、澤口さんにお願いするのであれば、やはり手仕事を感じられる形が良いと思い、機械生産では難しいカッティングが施されたモデルをオーダーしました。まだ手元には届いていないのですが、本当に楽しみです。 職人としては異色の経歴 埼玉県川越市にあるオーダーメイドのメガネ工房『澤口眼鏡舎』のオーナー兼、メガネ職人である澤口さん。 今でこそメガネづくりをされていますが、元々は、日本人なら誰もが知っている大手IT企業で『プロダクトデザイン』をされていました。 その中でも、実際に手を動かしてモノづくりをすることが好きだったとのことですが、年次が上がるにつれ、そういった現場からは離れざるを得なくなり…『昔のようにもっと手を動かしたい…』と、少し退屈さを感じるようになっていたそう。 そんなある日、自分のメガネを新調しようと思っていたところ、奥様から『近くにセミオーダーでメガネをつくれるお店があるみたいよ』と聞き、行ってみることに。そのお店は2階が工房になっており、その場でメガネづくりをしていたようで、その時に『メガネってつくれるんだ!』と知り、そこで一気にスイッチが入ったそう。 何とか一人前の材料を調達し、一か八か作ってみたところ、それが何となく形に!そこからメガネづくりにハマり、さらなる製作のため、鯖江のメーカーに突撃し、自分で作ったメガネ見せながら、材料を手に入れるルートを確保したそうで、その行動力には私も驚きました笑 それからというもの、メガネを作っては会社に持って行って、デザイン部の同僚に販売をしていたとのこと笑 デザイン部というだけあって、デザインやクオリティにこだわりの強い人が多く、自然とメガネづくりがブラッシュアップされていきました。 ある時、日本最大のクラフトイベントでもある『松本クラフトフェア』へ出展した澤口さん。自分のメガネを喜んでくれる方が多いことに手応えを感じ、会社を退職し起業。川越にある古民家を改装し、澤口眼鏡舎が誕生しました。 オーダーメイドという稀有なスタイル 最初はハンドメイドの1点ものとして、メガネを販売していた澤口さん。とあるクラフトフェアで、お客様から「昨日あったメガネ、売れてしまったようだけど、注文はできないの?」と言われ、咄嗟にその方のお顔のサイズを計測し、受注。製作し、後日お渡しをしたところ、とても喜んでいただけたそう。 『メガネって既製品がほとんどだけど、サイズを測ってつくるだけで、こんなに喜んでくれる人がいるんだ!』 それがきっかけとなり、サンプルやカラー生地を揃えてのオーダーメイドスタイルに。 実は澤口さんが『人の顔のサイズは測れる』と知っていたのは、IT企業に勤めていた時代にウェアラブルプロダクトの担当者が、"顔幅計測器"を持っていたことからでした。『もし顔のサイズを測れることを知らなかったら、今はメガネの量産をしていたかもしれないです』とおっしゃっていて、自分の経験がいつどんなことに役に立つかは本当にわからないものだなぁ…と思いました。 メガネ職人・澤口さんにインタビュー 先日、貴重なお時間をいただき、時計修理技師である夫と、澤口さんにインタビューをさせていただきました。 ...
メガネ職人・澤口さんによるオーダーメイドメガネの受注会
5月24(土)25日(日)、ウチムラにて、メガネ職人・澤口さんによるオーダーメイドメガネの受注会を開催いたします。 メガネづくりというと、一大産地である鯖江が有名ですが、鯖江の職人であっても、メガネの製造は主に分業制で、機械を使用しての製造がほとんどです。 これに対し澤口さんは、全工程を一人で行っており、その多くを手作業が占めています。全工程を一人で行うことで、工程をまたぐ際に起きるひずみは小さくなり、より精度の高いメガネとなります。 また、手仕事だからこそ出来る曲面や稜線、美しい艶にこだわっておられ、丁寧な手仕事の積み重ねによって生み出されるメガネは、他にない雰囲気を纏った、とても美しいモノとなります。 多くの時間と手間を要することもあり、このようなスタイルのメガネ職人は、現在日本でも数人しか存在しません。 澤口さんとの出会い 私達が澤口さんと最初に出会ったのは、およそ4年前。夫が友人から「埼玉にオーダーメイドで、メガネ作りをやっている職人さんがいるんだよ」と聞き、お邪魔してみることに。 業界は違えど、同じ『職人』である夫は、澤口さんの丁寧な仕事ぶりに感銘を受け、その場でオーダー。それからは、いちユーザとして澤口さんのメガネを楽しんでいました。 夫に続き、昨年、私もついに澤口眼鏡舎さんへ!澤口さんとお話をしながら、形や生地を選んでいきます。 普段からたくさんの眼鏡を見ているので、澤口さんにお願いするのであれば、やはり手仕事を感じられる形が良いと思い、機械生産では難しいカッティングが施されたモデルをオーダーしました。まだ手元には届いていないのですが、本当に楽しみです。 職人としては異色の経歴 埼玉県川越市にあるオーダーメイドのメガネ工房『澤口眼鏡舎』のオーナー兼、メガネ職人である澤口さん。 今でこそメガネづくりをされていますが、元々は、日本人なら誰もが知っている大手IT企業で『プロダクトデザイン』をされていました。 その中でも、実際に手を動かしてモノづくりをすることが好きだったとのことですが、年次が上がるにつれ、そういった現場からは離れざるを得なくなり…『昔のようにもっと手を動かしたい…』と、少し退屈さを感じるようになっていたそう。 そんなある日、自分のメガネを新調しようと思っていたところ、奥様から『近くにセミオーダーでメガネをつくれるお店があるみたいよ』と聞き、行ってみることに。そのお店は2階が工房になっており、その場でメガネづくりをしていたようで、その時に『メガネってつくれるんだ!』と知り、そこで一気にスイッチが入ったそう。 何とか一人前の材料を調達し、一か八か作ってみたところ、それが何となく形に!そこからメガネづくりにハマり、さらなる製作のため、鯖江のメーカーに突撃し、自分で作ったメガネ見せながら、材料を手に入れるルートを確保したそうで、その行動力には私も驚きました笑 それからというもの、メガネを作っては会社に持って行って、デザイン部の同僚に販売をしていたとのこと笑 デザイン部というだけあって、デザインやクオリティにこだわりの強い人が多く、自然とメガネづくりがブラッシュアップされていきました。 ある時、日本最大のクラフトイベントでもある『松本クラフトフェア』へ出展した澤口さん。自分のメガネを喜んでくれる方が多いことに手応えを感じ、会社を退職し起業。川越にある古民家を改装し、澤口眼鏡舎が誕生しました。 オーダーメイドという稀有なスタイル 最初はハンドメイドの1点ものとして、メガネを販売していた澤口さん。とあるクラフトフェアで、お客様から「昨日あったメガネ、売れてしまったようだけど、注文はできないの?」と言われ、咄嗟にその方のお顔のサイズを計測し、受注。製作し、後日お渡しをしたところ、とても喜んでいただけたそう。 『メガネって既製品がほとんどだけど、サイズを測ってつくるだけで、こんなに喜んでくれる人がいるんだ!』 それがきっかけとなり、サンプルやカラー生地を揃えてのオーダーメイドスタイルに。 実は澤口さんが『人の顔のサイズは測れる』と知っていたのは、IT企業に勤めていた時代にウェアラブルプロダクトの担当者が、"顔幅計測器"を持っていたことからでした。『もし顔のサイズを測れることを知らなかったら、今はメガネの量産をしていたかもしれないです』とおっしゃっていて、自分の経験がいつどんなことに役に立つかは本当にわからないものだなぁ…と思いました。 メガネ職人・澤口さんにインタビュー 先日、貴重なお時間をいただき、時計修理技師である夫と、澤口さんにインタビューをさせていただきました。 ...
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AHLEM Sacre Cour アーレム サクレクール
AHLEMの大きめフレームSacre Cour。初めて見た時は『とてもじゃないけれど自分には掛けこなせない...』というのが第一印象でした。が、掛けて鏡の前で15秒ほど経つと、不思議と見慣れて『あれ、やっぱりなんかいいぞ!』となり(笑)、取り扱いを決めました。 お客様にも店頭でお試し頂くと、私と同じように最初は違和感を持たれますが、だんだんと慣れて『あれ、やっぱりいいですね!』と言われる方がほとんどです。 AHLEM以外では絶対にない蝶々のような形。掛けるととても華やかに、ドラマチックな印象になります。シンプルなスタイリングのアクセントにもなるので、Tシャツ、デニムにさらりと掛けても◎ フレームやテンプルには、マルテレと呼ばれる技法が使われています。マルテレとは、熟練の職人がハンドハンマーで叩きながら模様付けをしていくというもの。複雑で手間のかかるこの技法により、光が複雑に反射し、フレームがジュエリーのように輝きます。 Sacre Courは、Grey Gold、Champagne、Peony Goldの3色の取り扱いです。Grey goldは廃盤が決まっており、店頭在庫で最後となりますので、気になる方はお早めに。在庫状況は、LINEにて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください! Grey gold Champagne Peony Gold
AHLEM Sacre Cour アーレム サクレクール
AHLEMの大きめフレームSacre Cour。初めて見た時は『とてもじゃないけれど自分には掛けこなせない...』というのが第一印象でした。が、掛けて鏡の前で15秒ほど経つと、不思議と見慣れて『あれ、やっぱりなんかいいぞ!』となり(笑)、取り扱いを決めました。 お客様にも店頭でお試し頂くと、私と同じように最初は違和感を持たれますが、だんだんと慣れて『あれ、やっぱりいいですね!』と言われる方がほとんどです。 AHLEM以外では絶対にない蝶々のような形。掛けるととても華やかに、ドラマチックな印象になります。シンプルなスタイリングのアクセントにもなるので、Tシャツ、デニムにさらりと掛けても◎ フレームやテンプルには、マルテレと呼ばれる技法が使われています。マルテレとは、熟練の職人がハンドハンマーで叩きながら模様付けをしていくというもの。複雑で手間のかかるこの技法により、光が複雑に反射し、フレームがジュエリーのように輝きます。 Sacre Courは、Grey Gold、Champagne、Peony Goldの3色の取り扱いです。Grey goldは廃盤が決まっており、店頭在庫で最後となりますので、気になる方はお早めに。在庫状況は、LINEにて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください! Grey gold Champagne Peony Gold
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Lord Marvel 36000 / Vintage Seiko 5740-8000
これまで15年程、時計修理技師として様々な時計と向き合ってきましたが、ヴィンテージウォッチの中で、世界で一番モノづくりが良いと感じたのは、ヴィンテージセイコーのロードマーベル36000でした。 1967年〜1978年、SEIKOの高級ラインとして製造されていたロードマーベル36000。元々あったマーベルシリーズの一つとして誕生しました。 『ハイビートムーヴメントを初採用』 スイス製時計が高級、高性能の代名詞であった1960年代、SEIKOは"世界に挑戦する時計"として、ハイビートムーブメント(テンプといわれる部品が高速で振動する機構。この振動数が高いと時計の精度が上がる)を開発。 60年代後半には、精度(時を刻む正確さ)を争う世界コンクールで頂点に立ちました。それ以降、コンクールが廃止されたのは、日本製時計に脅威を感じたスイスが、自国ブランドの価値を守るためであったとも言われています。 このハイビートムーヴメントを日本で初めて採用した時計がロードマーベル36000でした。8振動以上をハイビートと呼びますが、ロードマーベル36000は10振動。テンプと呼ばれる部品が1秒間に10回振動、それを1時間に換算すると36000回。この数字がロードマーベル36000の名前の由来にもなっています。 『時計修理技師視点で感じる素晴らしさ』 ロードマーベル36000にはCal.5740というムーヴメントが採用されています。僕が時計修理技師として感じる素晴らしさは『丈夫に作った部品を極めてシンプルに組み上げている』ということです。 まず、部品の丈夫さというのは、素材である金属の質が大きく影響します。混ぜる金属の割合などによって、硬度や耐摩耗性は変わるため、設計が同じ歯車であったとしても、摩耗していくスピードは全く異なります。ロードマーベル36000は、歯車にしても、受け板(金属の板)一枚にしても、とても丈夫に作られています。 前述で、ロードマーベル36000はハイビートムーヴメントを採用していることをお伝えしましたが、時計は一般的に振動数が上がるのに比例して、部品への負担が大きくなり、摩耗しやすくなります。そのため、現代の時計でも10振動を採用している時計はごくわずかです。 これを前提とすると、ロードマーベル36000は摩耗しやすいムーヴメントに該当するはずですが、僕の修理経験上、そのようなことはほぼありませんでした。これもロードマーベル36000の丈夫さを確信させるエピソードの一つです。 よくネットで目にする『ハイビートは摩耗しやすく、壊れやすい』という情報は、一定正しいと思いますが、ハイビートの時計全てがイコールではないということは、お伝えしたいことです。 ロードマーベル36000を始め、僕がセレクトしているキングセイコーやグランドセイコーのモデルも、ハイビートでありながら摩耗が非常に少ないというのが実際のところです。 そしてシンプルな組み上げについて。 時計というのは、ムーヴメントによってそれぞれ構造が違います。"針を回す"というゴールは同じでも、そこまでのアプローチは本当に千差万別。 その中でもロードマーベル36000は、極めてシンプルに動力を伝える構造になっています。 これは僕の考えになりますが『可能な限り長い期間、時刻を正確に示し続ける』という時計の本質においては『丈夫な部品を極めてシンプルに組み上げる』というアプローチが最も正しいと思います。 結果的に、ロードマーベル36000は、50年以上経っていても、適したメンテナンスを行うことで、現代の一般的な機械式時計以上に、日差(機械式時計の1日における遅れ・進みの度合い)が少ないということも起きています。 『デザイン』 ロードマーベル36000のデザインは、シンプルなことが特徴の1つです。シンプルで普遍的なデザインは、飽きが来ないということや、様々なベルトに合わせやすいという良さがあります。 また、ケースサイズが34ミリと、現代のメンズサイズよりも少し小さめです。まだ海外の時計文化が入りきる前の時代ということもあり、日本人の体格に本質的に合ったサイズであり、ファッションにも取り入れやすいスタイルだと思います。 『ロードマーベル36000のラインナップ』 これまでお伝えしてきたことが、僕がご提案している『安心して永く楽しめるヴィンテージウォッチ』のラインナップに、ロードマーベル36000を入れた理由でもあります。最後にそのラインナップをご紹介したいと思います。マットブラックのモデルについては、ウチムラのオリジナルカスタムです。...
Lord Marvel 36000 / Vintage Seiko 5740-8000
これまで15年程、時計修理技師として様々な時計と向き合ってきましたが、ヴィンテージウォッチの中で、世界で一番モノづくりが良いと感じたのは、ヴィンテージセイコーのロードマーベル36000でした。 1967年〜1978年、SEIKOの高級ラインとして製造されていたロードマーベル36000。元々あったマーベルシリーズの一つとして誕生しました。 『ハイビートムーヴメントを初採用』 スイス製時計が高級、高性能の代名詞であった1960年代、SEIKOは"世界に挑戦する時計"として、ハイビートムーブメント(テンプといわれる部品が高速で振動する機構。この振動数が高いと時計の精度が上がる)を開発。 60年代後半には、精度(時を刻む正確さ)を争う世界コンクールで頂点に立ちました。それ以降、コンクールが廃止されたのは、日本製時計に脅威を感じたスイスが、自国ブランドの価値を守るためであったとも言われています。 このハイビートムーヴメントを日本で初めて採用した時計がロードマーベル36000でした。8振動以上をハイビートと呼びますが、ロードマーベル36000は10振動。テンプと呼ばれる部品が1秒間に10回振動、それを1時間に換算すると36000回。この数字がロードマーベル36000の名前の由来にもなっています。 『時計修理技師視点で感じる素晴らしさ』 ロードマーベル36000にはCal.5740というムーヴメントが採用されています。僕が時計修理技師として感じる素晴らしさは『丈夫に作った部品を極めてシンプルに組み上げている』ということです。 まず、部品の丈夫さというのは、素材である金属の質が大きく影響します。混ぜる金属の割合などによって、硬度や耐摩耗性は変わるため、設計が同じ歯車であったとしても、摩耗していくスピードは全く異なります。ロードマーベル36000は、歯車にしても、受け板(金属の板)一枚にしても、とても丈夫に作られています。 前述で、ロードマーベル36000はハイビートムーヴメントを採用していることをお伝えしましたが、時計は一般的に振動数が上がるのに比例して、部品への負担が大きくなり、摩耗しやすくなります。そのため、現代の時計でも10振動を採用している時計はごくわずかです。 これを前提とすると、ロードマーベル36000は摩耗しやすいムーヴメントに該当するはずですが、僕の修理経験上、そのようなことはほぼありませんでした。これもロードマーベル36000の丈夫さを確信させるエピソードの一つです。 よくネットで目にする『ハイビートは摩耗しやすく、壊れやすい』という情報は、一定正しいと思いますが、ハイビートの時計全てがイコールではないということは、お伝えしたいことです。 ロードマーベル36000を始め、僕がセレクトしているキングセイコーやグランドセイコーのモデルも、ハイビートでありながら摩耗が非常に少ないというのが実際のところです。 そしてシンプルな組み上げについて。 時計というのは、ムーヴメントによってそれぞれ構造が違います。"針を回す"というゴールは同じでも、そこまでのアプローチは本当に千差万別。 その中でもロードマーベル36000は、極めてシンプルに動力を伝える構造になっています。 これは僕の考えになりますが『可能な限り長い期間、時刻を正確に示し続ける』という時計の本質においては『丈夫な部品を極めてシンプルに組み上げる』というアプローチが最も正しいと思います。 結果的に、ロードマーベル36000は、50年以上経っていても、適したメンテナンスを行うことで、現代の一般的な機械式時計以上に、日差(機械式時計の1日における遅れ・進みの度合い)が少ないということも起きています。 『デザイン』 ロードマーベル36000のデザインは、シンプルなことが特徴の1つです。シンプルで普遍的なデザインは、飽きが来ないということや、様々なベルトに合わせやすいという良さがあります。 また、ケースサイズが34ミリと、現代のメンズサイズよりも少し小さめです。まだ海外の時計文化が入りきる前の時代ということもあり、日本人の体格に本質的に合ったサイズであり、ファッションにも取り入れやすいスタイルだと思います。 『ロードマーベル36000のラインナップ』 これまでお伝えしてきたことが、僕がご提案している『安心して永く楽しめるヴィンテージウォッチ』のラインナップに、ロードマーベル36000を入れた理由でもあります。最後にそのラインナップをご紹介したいと思います。マットブラックのモデルについては、ウチムラのオリジナルカスタムです。...
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眼鏡の魅力を探る座談会、後編 —— Globe Specs 服部さん × çanoma 渡辺さ...
3. スタイリングにおけるメガネの役割とは? MIKI お二人とも、ファッションやライフスタイルにこだわりをお持ちだと思いますが、メガネはご自身の中でどんな位置づけとか、役割になっていますか? 服部 僕の場合は、営業の場面では、相手に合わせて選ぶことが多いですね。仕事モードで「今日はこういう方に会うからこのメガネにしよう」と考えることがやはり多いかもしれません。 MIKI 私も同じような感覚があります。「今日はこんな雰囲気のお客様がいらっしゃるから、これにしてみようかな」とか。やはり仕事柄、相手のことも意識して選ぶことが多いですね。 渡辺 私はどちらかというと、ピュアな消費者としてメガネを見ているかもしれません。自分にとっては主役というより調整役のような存在です。足元と同じように、外したり整えたりすることで全体のバランスを取っています。 服部 それ、すごく共感できます! 渡辺 私はメガネの接客はしませんが、店頭に立つ機会は多いので、その時はブランドを立てる意味でも、あまり自分が目立ちすぎないように意識しています。たとえば、今日のような黒のセットアップや、スーツっぽいスタイルなど、落ち着いた服装を選ぶことが多いです。 ただ、足元やメガネはあえて“ハズす”。もちろん毎回そうするわけではなく、逆にラフな格好のときにはクラシックなメガネをかけたり、きちんとした装いのときには、それにふさわしい、例えばヒルトンクラシックのようなメガネを選んだり。そのバランスの取り方が自分の中では自然になっているんです。 服部 そういうスタイルは、最近になってからですか? それとも前から? 渡辺 わりと前からですね。見た目の話に加えて、僕は香水でも同じような『バランス調整』をしています。 以前、スーツを着てネクタイを締めていたような仕事の時は、見た目がきちんとしている分、香りだけはちょっとニッチなものを使ったりしていました。今は革靴を履くことも少なくなったので、足元・メガネ・香りの3つで自分らしさを整えている感覚です。 MIKI とても面白いお話ですね! 渡辺 それに、メガネってアイコンとして使うことも出来ると思うんです。例えば、南海キャンディーズの山ちゃんのように、この人といえばこのメガネという印象をつくれる。香水も同じで、毎日同じ香りをまとって、その人らしさになるような。 私は、服はある程度ニュートラルにして、足元とメガネで印象を変えるスタイルが好きなんです。特に店頭に立つようなとき、毎回全身をコーディネートし直すのは大変ですよね。そんな時はセットアップを基本にして、足元とメガネでハズしをつくる。そうやって選んでいくと、結果としてスニーカーとメガネの数がどんどん増えていってしまうんです(笑) 服部 なるほど〜、そこがどんどん増えていくんですね。 渡辺...
眼鏡の魅力を探る座談会、後編 —— Globe Specs 服部さん × çanoma 渡辺さ...
3. スタイリングにおけるメガネの役割とは? MIKI お二人とも、ファッションやライフスタイルにこだわりをお持ちだと思いますが、メガネはご自身の中でどんな位置づけとか、役割になっていますか? 服部 僕の場合は、営業の場面では、相手に合わせて選ぶことが多いですね。仕事モードで「今日はこういう方に会うからこのメガネにしよう」と考えることがやはり多いかもしれません。 MIKI 私も同じような感覚があります。「今日はこんな雰囲気のお客様がいらっしゃるから、これにしてみようかな」とか。やはり仕事柄、相手のことも意識して選ぶことが多いですね。 渡辺 私はどちらかというと、ピュアな消費者としてメガネを見ているかもしれません。自分にとっては主役というより調整役のような存在です。足元と同じように、外したり整えたりすることで全体のバランスを取っています。 服部 それ、すごく共感できます! 渡辺 私はメガネの接客はしませんが、店頭に立つ機会は多いので、その時はブランドを立てる意味でも、あまり自分が目立ちすぎないように意識しています。たとえば、今日のような黒のセットアップや、スーツっぽいスタイルなど、落ち着いた服装を選ぶことが多いです。 ただ、足元やメガネはあえて“ハズす”。もちろん毎回そうするわけではなく、逆にラフな格好のときにはクラシックなメガネをかけたり、きちんとした装いのときには、それにふさわしい、例えばヒルトンクラシックのようなメガネを選んだり。そのバランスの取り方が自分の中では自然になっているんです。 服部 そういうスタイルは、最近になってからですか? それとも前から? 渡辺 わりと前からですね。見た目の話に加えて、僕は香水でも同じような『バランス調整』をしています。 以前、スーツを着てネクタイを締めていたような仕事の時は、見た目がきちんとしている分、香りだけはちょっとニッチなものを使ったりしていました。今は革靴を履くことも少なくなったので、足元・メガネ・香りの3つで自分らしさを整えている感覚です。 MIKI とても面白いお話ですね! 渡辺 それに、メガネってアイコンとして使うことも出来ると思うんです。例えば、南海キャンディーズの山ちゃんのように、この人といえばこのメガネという印象をつくれる。香水も同じで、毎日同じ香りをまとって、その人らしさになるような。 私は、服はある程度ニュートラルにして、足元とメガネで印象を変えるスタイルが好きなんです。特に店頭に立つようなとき、毎回全身をコーディネートし直すのは大変ですよね。そんな時はセットアップを基本にして、足元とメガネでハズしをつくる。そうやって選んでいくと、結果としてスニーカーとメガネの数がどんどん増えていってしまうんです(笑) 服部 なるほど〜、そこがどんどん増えていくんですね。 渡辺...

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